[Algoliaブログ翻訳] 価値観から行動へ: チームがSocial Impactをもたらすとき

このブログ記事は2020年7月31日に、AlgoliaのCo-founderのNicolas Dessaigne(@dessaigne)が書いた『From values to action: when the team drives social impact』の翻訳です。


AlgoliaのCEOポジションの後継者の採用を決めた2週間後に、George Floydの事件が起き、大規模な社会不安と市民による行動へ繋がりました。その後の数週間は多くの人にとって感情的な混乱状態だったことでしょう。私にとっては、新しいCEOであるBernnadeteと親交を深めた時でもありました。

インタビューのプロセスの中で、Bernadetteは”カルチャーフィットする!”と感じていましたが、組織に新しく加わる人がどれくらいフィットするかは実際に現場で第一線に立ったり、トラウマになるような事件に遭遇してみないことには分かりません。ほとんどの企業やCEOたちがどのように対応するべきか(もしくはしないべきか)熟考している間に、Bernadetteは批難されてしまうかもしれないけれども極めて率直なメールをチームに送りました。そして、それに続いてブログ記事を発表しました。その時、私たちはこのトピックについて1つの”声”を持っていることを知りました。私は彼女の勇敢さとコミットメントに改めて感銘を受け、心を打たれました。そして、より深い人間的なレベルで繋がっていることを確信しました。

私たちの取り組みについて話をしよう

私はまた、ソーシャルレスポンシビリティを通じて、私たちの価値観を声に出して、それをどのように実践しているかを広めることが重要だという気づきを得ました。私たちはソーシャルな取り組みについて、自己中心的に見られることを恐れて声に出して発言することを行ってきませんでした。私は今、それが間違いだったと感じています。メンバーを惹きつけ、行動を促進し、そして恐らくより重要なことは、黙っているのではなく他の人たちをインスパイアする為には、自分たちは何を信じていて、それについて何をしているのかを声を上げて伝えなければならないということです。

私はAlgoliaの価値観に共感する人にこそAlgoliaにjoinして欲しいと思っていて、そんな中で今日、私たちのソーシャルインパクトに関するページを公開できたことを大変誇らしく思っています。このページには、ここまで何年にも渡って私たちが取り組んできた全てのが掲載されています。ここでは、そのうちのいくつかをご紹介させてください。

私たちの最初の社会的な取り組み

2016年は私たちのチームが35人から66人に成長した年でした。多くの候補者はチームメンバーからの紹介でした。しかし、その頃は社員紹介制度のようなものは整っていませんでした。たしかに現金での紹介ボーナスは一般的ではありましたが…そのようなインセンティブは私たちのリクルーティングチームにとって何か引っかかるところがありました。もし金銭的なインセンティブが前面に押し出された場合に、社員が会社を愛していることを友人に伝える際に、特別な何かが失われてしまうのでは?と考えたのです。そして、2017年のはじめに、異なる類の社員紹介制度が提案されました。既存のチームメンバーのおかげで人を雇うことが出来た場合、紹介者にお金を渡すのではなく、その代わりに、どの非営利団体にお金を寄付するかを紹介者に聞いて寄付をする、というものです。

2017年はまた、私たちがTwilio SIGNALカンファレンスに参加した最初の年でした。イベントチームは高価であるがインパクトが大きいとは思えないグッズに多額のお金を使うことに懸念を示していました。それでは、その予算を何かインパクトのあるものに置き換えてみたらどうか?と。そして、SIGNALではその年に、参加者にバッヂをスキャンさせてもらったら、その度に10ドルをWomen Who Codeに寄付する、ということにしました。この取り組みは参加者から非常に好評いただいただけでなく、3000ドルものお金を非営利団体に寄付することが出来たのです!これ以来というもの、私たちは単にSWAGを配るのではなく、寄付をするということが私たちのイベントにおけるplaybook(手順書のようなもの)の一部となり、それ以来、多くの非営利団体に寄付をしてきました。

Values matter

これを書いているうちに2017年は私たちにとって非常に重要な年だったと感じています。それはドナルド・トランプがアメリカ合衆国の大統領に就任した最初の年で、彼の最初のアクションの一つは、イスラム教徒の渡航禁止の発動でした。この政策においては、本当に私たちおよび私たちのカルチャーは試せされることになりました。私たちは今も昔も無党派ですが、明らかに私たちの価値観に反するものに直面したとき、私たちはどのように反応をすべきでしょうか?

私たちは、私たちの価値観に反する方針に立ち向かう非営利団体を支援することが私たちの責任であると決めました。そして、チームのメンバーがそれらの団体のいずれかに行った寄付金(1年間で1従業員あたり上限は5000ドル)と同額の寄付を行うことにしました。その際、私たちはACLU(アメリカ市民自由連合)に対して寄付を行い、彼らの活動を支援するためにゲートの外を緑の光で照らしました。

最後にその素晴らしい年の終わりにエンジニアリングチームから出てきたプログラムの紹介をさせてください。多くの企業と同様に、私たちもより早くより良い仕事をするために、オープンソースのツールやフレームワークに頼っています。エンジニアリングチームは自分たちもオープンソースプロジェクトをサポートをしたいと思っていましたが、貢献するのに十分な時間はありませんでした。そこで2017年の終わりに、それぞれのエンジニアリングチーム毎に、毎月100ドルの寄付をして、日々利用させていただいているオープンソースのプロジェクトを支援するという取り組みをはじめました。これらの貢献は Open Collective を通じて行われています。私が最も誇りに思っているのは、これらのソーシャルレスポンシビリティの取り組みの全てが情熱的で自ら声を上げ、そしてcaring(社是の一つ)なチームのメンバーからもたらされたものであるということです。よろしければコチラで完全なリストを御覧ください。私たちは更に追加していくことを楽しみにしています – あなたからのご提案やフィードバックをお待ちしています: socialimpact@algolia.com

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