Ateji PXの勉強会に行ってきました

最近、英語の勉強も兼ねて、極力英語のWebサイトを見るようにしてるのですが、
Atejiっていうだいぶヤバイの見つけて。
　
例えば、以下のようにfor文が3つネストしてるヤツを
マルチスレッド化したらどうなるか？っていう。

for(int i : I) {
　for(int j : J) {
　　for(int k : K) {
　　　C[i][j] += A[i][k] * B[k][j];
　　}
　}
}

for文の中でスレッド作って、グルっぐる回して、
抜けた後にスレッドの数の分だけまたfor文作ってjoinするみたいな
ヒドイコードになってしまうよね、と。
　
ただ、このマルチコアの時代に、直感的にプログラム書いたら
シングルスレッドでしか動かないってサブイじゃない的な。
　
＃あ、スイマセン、コトワリを入れておきますが、
＃あんまり英語アレなんでどっか合って無い事言ってるかも。。ｗ
　
で、それを || っていうパイプ2本加えればイイ感じにやってくれちゃうっていう。
例えば、上の例だと↓だけ。

for||(int i : I) {
　for(int j : J) {
　　for(int k : K) {
　　　C[i][j] += A[i][k] * B[k][j];
　　}
　}
}

　
で、コレに関する勉強会が、ninjavaっていう東京の英語なJava屋の集いで
行われるっていうことで、参加してきました。
　
参加してる人はほとんどがインターナショナルな感じで、
ネイティブなヤツらが本気出すと、何言ってっか全然わっかんねーな的な。
それでいて、たまに日本語がポロっと出たりするから、なんかスゲーな、と。
　
で、以下、その場でメモってきたヤツです。
詳しい事はサイトにかなり詳細に書いてあるので、そっち見た方がよさげですが。。
⇒ http://www.ateji.com/px/index.html
　
++++++++++++++++++
■マルチコアについて
100coreのCPUとかどう扱う？近い将来メインストリームになる。
Javaの場合なんもしなければシングルスレッドだよ
　
■HyperPerfomanceComputing
10年前まではJavaなんて遅くて〜。今はそんなことない。
ヨーロッパではJavaが主流。Cの人とか集めるの難しい。
　
■Javaのスレッドライブラリ
Java7でようやくFork/JoinとかParallelArrayとか。
　
■Multi-threadプログラムは難しいよね
Threadはハードウエアレベルのノーション
でもパラレルプログラムは簡単じゃなきゃいけない
で、Ateji PX。||するだけ。16coreで動かしたら12.5倍早くなったよ。
シーケンシャルにしたければ;を使う、パラレルにしたけりゃ||にする
たとえば(int i :N)を||すればN多重になる。
2次元みたいなことも出来る。Javaのシンタックスにはないけど言語そのものの拡張。
コレクションもループで回して多重化できる
※ ブランチとスレッドは違うみたいな事言ってたけど、
※ ジェネレートされたコードとか見てみないと実感分からず。差はなんなんだろう。。
　
■Masssage Passing
クラスタとか組んでた場合にリモートでメッセージング的な。
ハードウエアに適したライブラリを使ってくれる。
MapReduceと似たようなアプローチ。
どのブランチがどこにいくかはソレ用のアノテーションで#Remote(“そのリソース”)
　
■動作について
とにかくJVMがあればイイ。後はAtejiの小さいjarファイルをJVMがあるとこに
置ければAtejiは動作する
　
■その他
来月ニューオリンズでやるスーパーコンピューターカンファレンスにブース出すらしい
　
■DEMO
拡張子がAteji用のファイルにすればソレ用にコンパイルしてくれるEclipseプラグイン。
ブレークポイントおいてデバッグも出来る。
ただしスタックトレースについては、Atejiでコンパイルされる時にコードを変換するので
出てくる行数が実際と違ってきてしまう。
デモは自分のかーちゃんが見ても分かるくらいの分かりやすさが重要ｗ
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オライリーのHaskellかなんかのTシャツきた人が興味深そうな質問を沢山してたんだけど、
何言ってるのかよく分からなかった。。>_<
　
英語だな、やっぱ。もっとがんばろ。
　