技術評論社
売り上げランキング: 24981
歴史を知る
オープンなソフトウェア開発を指導する立場の人は読んでおくべき本
ソフトウェア設計思想のひとつの系譜
名著
読んでびっくりの知的興奮。何かを「創造」しようとする人にとっては深いヒントがある。
パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則を読みました。
自分は2002年にサラリーマンになりました。
一応大手って言われるSIerにしてはめずらしく、内製でやろうって部署に配属されて。
30〜40人くらいのアプリ屋のボスがXP信者で、ケントベックとかマーチンファウラーとか、
よく分からないなりにも本読んだりしてました。
で、かれこれ8年とかエンジニアやってるわけですが、
そのバックグランドにどんなことがあるのかとか考えもしなかったわけですが、
建築家のアレグザンダーの話、うぉって思っちゃいますねぇ。
アレグザンダーの設計で、日本の高校の校舎たてるときに、インクリメンタルに作ってくと
時間とコストがかかっちゃうから、ゼネコンに丸投げしたら、イタいのが出来ちゃったとか、
SIerにいた自分的には笑えないっていうか。。
Wikiとかも起源を知らずに使ってたから、そこら辺のLinuxマシンに立ててみて、
”ウィーキー”とかって読んでたしねぇ。。記法とか覚えるのかったるくて、結局みんな書かねぇみたいな。。
もし、当時この本読んでたら、いろんな事がまた違った印象なんだろなって。
クライスラー社のCOBOLな給与計算システムをSmallTalkで〜、
ってシステムは稼働しなかったとか、上記の高校のエピソードとか、
なんでもかんでもうまくいったわけじゃないってのがちゃんと紹介されてるとことか、
自分的には共感出来るというか。
この本は是非若手のエンジニアにも読んでもらいたいですねん。
コメント