Seasar Conference 2008 Autumn にいってきました。

Seasar Conference 2008 Autumnに行って来ました。

転職してからそろそろ一年になるけど、
最初の半年はRuby、あとの半年はPHPとPerl中心にやってきました。

が、いきなり2週間くらい前にJavaの案件の火消し的な役回りを命じられ、
今は、S2の案件を担当しています。。

——
1.理事会活動報告
 寝坊して遅れていったので、ちゃんと聞けなかったのですが、
 プロダクトとファウンデーションを分離して~とか、
 どうやって長いこと出資してもらえる団体になるか~とか、
 技術者的には興味が湧かないが、OSSで活動していくにあたって、
 S2って結構先頭きって突っ走ってるところがあると思うので、
 大切なことなんだろうな、と思って聞いていました。

——
2.SAStrutsとS2JDBCの最新機能
 Seasar2は今2.4。TeedaとS2DAOっていう形で、
 既に2年くらい経過していて、枯れてきている。

 あるとき、とある大規模案件をS2で使いたいという話があがり、
 S2StrutsとS2DAOで、みたいな話になったものの、
 S2DAOはディクショナリの情報をメモリ上にキャッシュするが、
 HOT Deploy時に毎回DBにそれをとりにいくと、Oracleの場合数秒かかってしまい、
 サクサク感が出なくなってしまう。
 S2Strutsも当時まだベータ版で、エラー時のトレースが難しかったり。

 そんなこんなを踏まえて、エンタープライズ用途で使えて、
 且つシンプルなもの(たとえばLazyロードしないとか)をっていう思想で、
 SAStrutsとS2JDBCが出来ました、と。

 んで、デモ。
 ・ひがさんのスキャフォルドの実演。
  なんかデモが手馴れてるっていうか、安定感がある。
 ・中村さんのS2JCBC-GEN
  昔、はじめてDoltenをみたときに感動に近かったですが、
  最近はDoltenがいろいろなS2プロダクトに対応している。
  Eclipse3.4でのAntの文字コード設定の注意点等を経て、
  ”データをそのままに”テーブル定義の変更ができるっていう。
  当然HOT DEPLOY対応なわけで。いやー、これも熱いっす。

 # ただ、PHPとかやってきた自分にとっては、
 # Eclipseを立ち上げるだけでダルくて・・・。
 # 実行環境(Linux)上で、直接vimでバンバンぶっ叩いた方が、
 # いざ外部接続しようとしたときとかも、全然早いし。
 # Unix前提みたいな、軽量言語と比べちゃうと、やっぱり差でちゃうよな、と。
 # DBまわりもSQLちゃんと書いて、ResultSetをちょっと扱いやすくしたような
 # 感じなだけの薄いフレームワークで別によくて。setter,getterしかないオブジェクトとかいらないし。
 # んで、超大量件数で業務べったべたなシステムの場合、
 # 副問い合わせできないとか、ジョインの数に制限があるO/Rマッパとは論外で。
 # S2JDBCは子テーブルの子テーブルの・・・って無限にいけるらしいけど。

——
3.OpenSocialに見るGoogleのオープン戦略†
 このセッションは非常に腑に落ちました。
 OpenSocialがなんたるか、が良くわかりました。

 背景的には、FaceBookが開発者作ったアプリを動かせるってのが
 画期的ってのがあって。

 でも、FaceBookのは完全に独自仕様だったから、
 Googleが秘密裏に仕様を作成し、各ベンダーっていうか会社と
 裏でネゴりながら、共通の仕様を策定してっていう。

 ただ、仕様を公開してからは、オープンなフォーラムで、
 今後の仕様が検討されていて、
 んで、コンテナの実装も、GoogleがOSSとして公開してて。

 で、結局”OpenSocialって何なの?”っていうと、
 「SNSに使えるi googleのガジェットに毛が生えたようなもの」
 って感じっていうと一番わかりやすいんじゃないかと。

 エンジンがi googleのガジェットと同じで、そのコードもOSSとして公開されている。

 講演者のよういちろうさん(天使やカイザーと呼ばれての人)は、
 GoogleのAPI Expertといって、社員ではないけど、
 ディベロッパー向けのGoogleの回し者みたいなことをやってる人。
 API Expertって呼び方は日本だけらしい。海外はGuruって呼んでいるそう。
 日本では、あの事件の影響で、グルってのはあんまりイメージがよくないからって・・・。

——
4.Seasarの中の中
 このセッションが今回一番熱かったです。
 全くもってブラックボックスな、クラスファイルのバイトコードをいじくってるところの話。

 S2AOPを題材にして、どうやって、依存性なく、インスタンスを生成して、ぶっこむか
 ってところの話。

 バイトコードでサブクラス作って、そいつがinvokeから~的なところははじめて聞いた。
 で、javassistがいかにイケてるかってところ。

 上位のAPIを使うだけで、バイトコードを全然意識しないで、
 バイトコード変換ができてしまうっていう。addMethodとか。

 クラスをプールしてたり、クラスパスのリストを~とか、
 そんな風になってんのかよってことの連続でした。

 ただ、そこまでして実現しなきゃいけないのかな、、とか思いつつ、
 なんか、自分も、もっと奥のほーぅまで行ってみたいな
 的な気分になりました。

——
5.仕事の加速装置、Tugboat.GTD
 以前、いい加減自分のタスクが溢れすぎて困ってたときに使ってたツール。
 しばらく見ないうちにいろいろ機能がパワーアップしてました。
 が、デモ中心で、結構知ってることが多かったから、
 もうちょい中身の突っ込んだこととか知りたかったんですが・・・

——
6.ライトニングトークス
 ・S2Swing・・・いや、実際やばいんじゃないかと。アノテーション使っていとも簡単に。。
 ・Terasoluna・・・以前使ってたからちょっと愛着ありますが、発表的には普通でした。。
 ・定時退社のために・・・俺みたいなやつがいるから、みんな定時で帰れないのカモとか。。
 ・Sabotter・・・Eclipse上でTwitterが楽しめるからサボれる。クラウザーさんも出てきました。
 ・軽量コンテナ・・・Tomcatの設定とかタルイから。コマンド一発でWebアプリが動かせる。

——
x.前の会社の同僚にLTの会場で遭遇したので呑みいきやした。

コメント

  1. OpenSocialについて話をしたものです。他の魅力的なセッションがある中、私担当のセッションにお越しいただきまして、ありがとうございました。少しでもOpenSocialやGoogleに興味を持って頂けると嬉しいです。

  2. shinodogg より:

    コメントありがとうございます!
    よういちろうさんのお話、とてもわかりやすく、
    聞けてよかったです!!

    GoogleのAPI群を使って、何か面白いことやりたいなぁと
    思ってはいるもの、、、的な感じで、
    今後、何かやっていきたいなぁと思っています。

    API Expert頑張ってください~

タイトルとURLをコピーしました