(株)ブラッド
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待ってました!!
日本のダンスホールシーンを知るには最適!
関東ラガマフィンを読みました。
たまたまブラっと寄ったタワレコで、ヤバい本に出会ってしまいまして。
今でこそ日本のレゲエはとても盛り上がっていますが、
79年生まれで日本のHIPHOPフリークだった自分には
くぉ、そんなんだったんすね的な情報がクソ満載で。
それこそ2500円もする、内容も分厚さも、ヘビーな感じの本ですが、
4時間くらいかけてじっくり拝読させていただきました。
なんか読ませてもらってありがとうございました、みたいな気になってしまう。
自分がはじめて現場でレゲエに触れたのは、
高校3年か大学1年の時に当時のヘブンに行ったとき。
ライムスターとかオジロとかHIPHOPなメンツに加えて
サミーTもマイク握ってたし、Hマンは衝撃的でした。
#まぁ何よりぶっ飛んだのはラブミルクでしたけどw
#その時の衝撃を引きずって自分が00年頃に六本木Coreでやってたイベントにも
#レゲエダンサーに出てもらったほど(Matadollのお二人お元気ですかね・・・?)。
当然のようにBayMonster(横浜のレゲエとHIPHOPがリンクしたコンピ)とか
もチェックしてたし、風林火山とかと一緒のクルーでやってた友達とかもいたので、
神奈川出身な自分にとっては割と横浜のレゲエは親近感があるっていうか。
日本語ラップにハマってたのもあって、ジャップジャムとかも聴いてたり、
曲自体も結構知ってたけど、そういうルーツだったんだなってのが随所に。
日本のレゲエが一気に花開いてったなって思ったのは、
この本にも書いてあるけど、マイティクラウンが世界でタイトルとったくらいから。
渋谷のCISCOレゲエ(昔は吉野家ありましたねアソコ)に行って
LifeStyleとかカセットテープ買ったりしました。
そんな彼らが90年代にどんな風にやってきたか。
マイティクラウンはやっぱ昔っからスケール違ったのねとか。
読んでて、くぅーって思えることが多くて。
また違った視点からも、新宿のキングストンクラブとか
行ったことあったけど、今思えば、アレってレゲエだったんだとかw
もういろんな発見盛りだくさんでございます。
#バブルの頃に夜遊びしてたら楽しかったんだろうなぁとか。。
著者の方が相当気を遣って書いてるんだろうなって感じさせるところも多くて、
イヤイヤそれはマジで書いちゃヤバいでしょ、とか
素でグロかったりえげつなかったり、とかってのはないので、
安心して(?)居間とかに置きっ放しにしつつグワっと読めちゃう本です。
インターネットとかで何でも情報が手に入っちゃう今だけど、
丹念な取材と、周りからの信頼と、そして何より情熱が無ければ
こんな内容は絶対手に入らないと思うし。
三十路になった今だからこそ、結構グッとくるところもいっぱいあったりして。
個人的にはその辺の自己啓発本読むよりよっぽど、
俺も頑張ろうって思えるような、そんな一冊でした。
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