自分は通勤で新宿駅から、りんかい線直通の埼京線を利用しています。
とにかく遅れます。毎朝のように。5分、10分当たり前。
以前は非常にイライラしていました。
自分のいる会社はとても勤怠に厳しいので。
早朝英会話をはじめてから、始業20分前くらいに出社するようになり、
早朝英会話のクラスが人数が集まらず閉校になってしまってからも、
始業30分前くらいに出社してiKnow!(http://smart.fm/)やってます。
ということで、10分電車が遅れても、遅刻することはありません。
ちょっとiKnow!をやる時間が減ってしまうくらいです。
遅れたら、その分、ホームや電車で読書する時間に回します。
すると、ちょっと違った観点で物事が見えるようになってきます。
駅員さんたちがサボっているようには全く見えません。
無線で業務連絡的な事をやりあってる後ろ姿は
気合入ってるなーって感じがします。
#JRの職員さんの内部事情とか全く知らないので、
#それはそれでイロイロあるのだろうとは思いますが。
たまにあるダイア改正でも、改悪に感じる事はあまりありません。
#ちょーっとあと2分前だったらいいのにぃとかはありますが。
そこで自分はある仮説を立てました。
#おそらくきちんと検証されることはありませんw
”JR埼京線は遅れるかもしれないギリギリのところで
攻め続けている”
のではないかと。しかも毎朝。
自分は社会人8年目になりますが、
一貫して大企業で大規模なシステム構築に従事しています。
規模が大きくなればなるほど、
利害関係者や組織が増えれば増えるほど、
それぞれがビビって、”バッファ”と呼ばれる
よく分からないリスク回避手段を取りがちになります。
2日で出来る事を、3日で〜とか。
逃げ腰というか、完全に守りに入ってるわけです。
時に、その”バッファ”が有効にはたらいて、
2日で出来ると思ってたけど、想定外の作業が発生して、
結果として3日になった。ということがままあります。
ベテランはその想定外な1日分の作業が発生するような
勘がはたらくとか、はたらかないとか。
自分はそんなのすごいともなんとも思いません。
ちゃんと先が見えてなかっただけでしょ?っていう。
そして、問題なのは、その”想定外”が特に問題視されることもなく、
”オンスケです”(スケジュール通り)という報告がなされて、
一件落着。よかったね。みたいになってしまうこと。
やっぱり”バッファ”は取っておくべきだ
↓
”バッファ”基本でしょ
↓
2日で出来ることもゆっくり3日でやるでしょ
そんな風に守りに入って予定通りにいきました〜
みたいのって、ちょーサブくね?と。
だったら埼京線のダイヤみたいに、某アイドルの歌詞みたいに、
ギリギリのところで勝負しようぜって思ってしまうわけです。
そして、もし結果として遅れが出ちゃっても、
大目にみりゃいいじゃんって。頑張った結果なんだから。
埼京線のダイヤが攻めてなければ、もっと乗車率が上がったり、
いろんな弊害が出てくるでしょう。
#そもそもは、それを回避するために攻めてるのかも知れないですけど。。
プロジェクトだって、全員がバッファ無しで貪欲に取り組めば、
面白いくらいローンチまでの期間が短縮されるはずで。
そしたらいろんな人が幸せになれると思うんです。
国際的な競争力だって上がるでしょうよ。
んなこたぁ、言われなくても分かってらぁって気もしてきます。
俺だったxxって思うんだよ的に、新橋のガード下で飲みたい
気分にもなってきます。
ではなぜ、埼京線の遅れや、プロジェクトのタスクの進捗遅れを
許容出来ないのでしょうか?
自分が埼京線の遅れを許せなかったのは、
始業ギリギリの電車で通勤していたからでした。
今は違います。
このことを通して、自分の働き方というか、
大きく言えば、生き方そのものについて
ヒントを得たような気がしました。
—
自分がJRの事を、なんか好きなのは
高校の部活で一緒だった斜に構えたヤツ(通称ヤングさん)が
JRに就職して、ダイヤが大幅に乱れてた時に、
部活じゃ見たことないくらいに必死になって奔走している姿を見かけたり、
↓このアツすぎる書籍に出会った〜ってのもあったりします。
東京新聞出版局
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もう少し具体的な話が欲しかった
「便利」の前に「苦労」あり・・・
出改札自動化の歴史
ビジネスマン必読の良書!
いつも便利に使ってるけど、大変だったのね。
コメント
熱いよ!!!バッファ込みの見積もりなんてつまんない事いってちゃダメだよね、たしかに。攻めなきゃねー。