決断力 | 羽生 善治

決断力 (角川oneテーマ21)を読みました。

見た目はなんとなく優しくて柔らかそうなイメージの羽生さんですが。
芯がビシっとしてブレないっていうか。

孤独と向き合いつつも、後ろを振り向かずに突き進んでる感じがメチャメチャかっこいい。
特に、常に向上心を持ち続けてるところとか。

将棋の世界も、物凄いスピードで変わっていて、
10年前の戦法が枯れちゃって、昔、非常識だったことが、今では常識だったり。
そして、インターネットとかITもそこに拍車をかけている。

が、ITはメチャメチャ便利な”ツール”であるけれども、それは単なる”ツール”であって。
底の部分でそういう次元じゃないところで戦ってる。

他の棋士からしたら、それ全然違う~、ってとこもあったりするんでしょうが、
別に正解なんかないんだから。自分信じて突き進むっていう。

逆にいい意味で、期待を裏切られるような。
なんか、自分の中で揺らいで悶々としてるときとか読み返したい本です。

決して自分のことを偉そうに語るわけでもなく、
目上の人への礼儀というか敬意の念も忘れず。

自分は割と、ガキの頃から将棋とかやるより、外で駆けずりまわっていたいタイプだったので、
あんまり馴染みがない世界だったりしますが、# 家には将棋の板も駒もありましたが。
狭き門を、全国から集まった優秀な奴らがあらそう、非常にハードな世界なんだなって。

それにしても、ミスが勝敗を分けるっていうのは、
へーって思ってしまいました。

何十手も先まで読みながら戦ってるから、そういう次元じゃないところで
イマジネーションとか、クリエイティビティの勝負なのかなと思ってましたが。

テニスを例に挙げて、ラリーとか、ミスらないヤツの方がっていうのは、
なるほどでね~って思いました。

でも、まぁ、自分が将棋にはまることは数十年ないんだろうなぁ。
(ケツがむずむずしてきてしまうので・・・w)

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