Oracle Cloudworld 2013に行ってきました。
■ 基調講演
ギリギリで行ったら、別の小さい部屋になってしまった…。モニタ越しで視聴。
それにしてもおびただしい数のスーツな人たち。
日本Oracleの社長の話。
4900以上の登録者。1dayとしては過去最高。
インテルは戦略的なパートナーとしてスポンサーとしてもガッツリ。
Oracleのこのイベントは世界でやってるもの。
東京は7番目。ラリーが出てくるのは東京だけ。
ビッグデータ, SNS,,, 根幹はクラウドテクノロジー。
経営のスピードに合わせたIT環境。スピードだけでなく柔軟性も。
作らない。”作る”より”使う”。
最先端の業務モデルを瞬時に使える。資本格差がなくなっていく。
★ ラリー・エリソン ★
サンフランシスコからリモートでライブで登場。
スーツ着てなくて無精髭でもなんかカッコイイっすね。
ハードもソフトもお客さんは購入しなくてよい。
サービス・プロバイダが提供するのを、お客さんは従量課金で。
Javaのスイートとか、エクサなんちゃらとか、インフィニバンドとか。
Oracleのクラウドはそういう技術で成り立っている。
今まではSAPが競合だったけど、今はセールスフォースが競合。
今まではIBMが協業だったけど、今はAWSが競合。
クラウド上にあってもSOA。
DWHはマルチテナント対応。会社のスケールにあわせてプラットフォームを選択可能。
Java, SQL, HTML5とにかく標準に沿って。
クラウドに移行してもアプリケーションは今までと透過的。
Oracleのゴイスーなマシンを使うと1台で100社とか200社とかカバー出来る。
エンドユーザーは高速な処理を安価で手に入れることが出来る。
SPOF無し。耐障害性の高いフォールトトレラントなシステム。
他のクラウドサービスにはない高可用性なシステム。
クラウドサービスを世界中のデータセンターで提供している。
人手はいらない。全て自動で。だから直ぐ出来る。
重量課金制のプライベートクラウド。
ハードの調達から何から全部オラクルが準備。バックアップも。
それをお客さんのファイアーウォールの中に。いろんな選択肢を提供中。
SalesForceはどうだ?そこでしか使えないプロプライエタリな言語。
Oracleなら?普通のJavaでOK。ロックインされない。
AWSやRackspaceとは違ってプライベートなのも用意してる。
Oracleのセキュリティサービスだけでなくお客さんのファイアーウォール内でも。
なんかあったら15分以内で対応する。言い切れる自信がある。
Oracleのデータベースは12Cとかなんですね。一番使ってたの9iだったもんなぁ。。
Cは勿論クラウドのC。マルチテナントOKですよ、と。
SalesForceはアプリケーションでマルチテナント頑張らなきゃだった。
当時マルチテナントなDBなんてなかったから。
そうするとセキュリティ担保とかが大変とか、いろいろデメリットが。
#コレ本当にそうなのかなぁ…?腹落ちせず。
ERP, CRM, DWH柔軟に。アレやコレやできる。
最後の方になるにつれて、段々話がアツくなってきたけど、
リモート&同時通訳ってやっぱあんま響かないな。。
孫正義登場&対談。普通に英語で。
リモートだけど、たぶん孫さんのとこの回線使ってるかもね。
孫さんは普段こういう講演断ってるけど。今回は特別。
Sprintの話とか。SoftBankは相当ガッツリOracle使ってる、と。
孫さん)
Vodafoneを買収した後に、なんでホストコンピューターとか使ってんの?って。
過去の実績とかなんとか。アウトソーシングとかしてプロプライエタリな。
標準的な技術で。OracleのDB使えばイイじゃないかって。
エクサデータをSoftBankが使ってるのはラリーさんと友達だからだけじゃない。
ラリー)
SoftBankとのパートナーシップは大きくて、
SoftBankの成功の恩恵をOracleも受けることが出来る。
★ 孫さんのSoftBankな講演
坂本龍馬の映像はじまたw 海援隊が最新技術と情報を〜とか。
SoftBankはココに新たな海援隊旗を上げるのだそうですが、
この映像観てラリー・エリソンどう思ったんだろうww
ソフトバンクの2本線は海援隊からきてる。
Oracleは日本からみたら黒船かもしれないけど、
日本の技術だけを使うのが日本のためになるのか?
そうじゃなくて世界の技術を採用して世界に出て行く。
ここから先の30年ビジョンについて。
“クラウドを人類最大の資産にしたい”
SoftBankグループは全てクラウドに移行していく。
30年後なんて予想難しい。けど300年後なら?
2進法と脳みそのニューロンは仕掛けは一緒。
ワンチップのコンピューターが脳みそ越えるのはいつ?
⇒20年前に考えた時は2018年に脳みその細胞(300億)を越えるって計算。
もう1回計算しなおしてもやっぱり2018年だった。
300年後のコンピューターなんてえらいこっちゃになってる。
脳型コンピューター。知的ロボットと共存とか。
テレパシーが人と人をつなぐ世界。
孫さんとSteve Jobsの仲を取り持ったのがラリーエリソン。
お互いの家行ったり、来たりして。SteveがOracleに返り咲きした時くらい。
ラリーの家の庭には1000本とかの桜がある。
iPhone32ペタとかになるとか、メガネにリアルタイム翻訳の字幕(特許出願済らしい)とか、
ビッグデータな時代になっていく。
この5年間。データ転送量は5年で60倍。音声転送量は1.3倍。
ビッグデータ+科学的検証。
SoftBankグループは約1000社のネットサービス企業がある。
どこからはじめたか?まずは足元から。電波の改善。
話入る前に会場挙手アンケート
・会場の7割くらいの人はSoftBankの携帯使ってる(?)
・先進的なユーザーはSBを使う傾向にある(?)
より少ない投資でどうすればイイ?
月間1.5億件のデータを集めた。
・防災アプリ(docomoもauも)として30分おきに少量のパケットを送る。
#データ集めメインっていうのどうなの?ってのもあるけど。
・10秒以内に送れなかったらパケ詰まり。
地図とか基地局とか時間とかクレームとか、
諸々のデータをマッシュアップして。
都市と郊外のどっちにアンテナ設置する?とか。
パケットの接続率みたら、ソフトバングが96.7%で一位になった。
docomoは96.2%, auは96.0%。毎日この値を追ってる。
iPhone5同士だとSBが97.6%。au95.9%。
都市部だけじゃなくて住宅地や山間部(KDDIに勝ってる)も。
#鍾乳洞でも繋がるってauのCMを見るたびに孫さんは発狂しそうだったらしいw
思い込みじゃなくてビッグデータを活用して。
スゲー細かく追って競合に負けないように。
ゴルフ場とスキー場はdocomoにガッツリ負けてる。
8200万件のTwitterやFacebookの投稿を解析。
自然言語処理でポジネガ判別。
プラチナバンド、iPhone5、イー・アクセス、テザリング
ポジティブな発言がグワっと出てくる。
これからは日本の選挙もインターネットを使って〜って事になる。
オバマがアメリカ大統領選でやったように。
本邦初公開。Oracleのビッグデータシステムを使って、
分析した結果を経営に活かしてる。
Y!Japanの行動ターゲティング。
デモグラ、広告履歴、閲覧履歴、検索履歴、、
例えば、docomoのgalaxyを使ってる10代の女性だけにソフトバンクのスマホMNP。
⇒頭使ってやってるからSoftBankが5年連続No.1なわけじゃない。
同じグループ会社と言えど、Yahooの広告プラットフォームを使うにはお金がかかるw
だから絞り込んで広告を打つ。少ない予算で最大の効果。
それを支えてるのはOracle。次の製品安くしてもらわなきゃってw
■ ランチ
さすがOracleさん&グランドハイアット。サンドイッチ美味しかったです!
■ グループ経営管理の高度化による競争力強化 ~ クラウドサービスを活用した第一歩 ~ TIS株式会社
自分の守備範囲とはちょっと違うのですが、古巣ということで。
グローバルなグループ経営とかっていう、体力のあるSIerじゃないとやりくりできないような話。
為替の影響とかも見極めながらやりくりできるとか、M&Aで海外の企業を買収するとか。
予算の実績から予測を〜ってのも、そもそも実績どうだったの?ってとこから踏み込む。
Oracleのエンタープライズ的なアレを使って。
こういうシステムでもプロトタイピング手法といってアジャイル的に
スピード感を持ったシステム構築の推進とか。
分析専用の1TBとかのインメモリなアプライアンスを使ってBIしたり。
Oracleもいろんなサービス出してきてるんですね。いくらかかるんだろ…。
EAラボっていうTISの検証環境的なデータセンター。
いろんなOracleの製品入ってる。本番相当な検証できる。
プロジェクトの早期立ち上げ&早期推進に貢献。
TISが考えるクラウド。メリット・デメリットある。
デメリットとして、長期利用の際に高額に〜とか、ロックインとか。
Oracle HFM(Hyperion Financial Management)のクラウド的に。
TIS自動仕分けエンジン(会計的なホゲホゲ)のクラウド的に。
お客さんからはファイルを連携してもらうだけ。
プライベートクラウドを通して会計文書やBI結果を提供。
■ Oracle Cloudのプラットフォームサービスを利用した、ビジネス・アプリケーション構築
世界には20億人とかのインターネットユーザーがいる
いつでもどこからでもアプリケーションを構築できる。
企業がアプリケーションを構築するやり方も変わってきてる。
何をもってクラウド?マルチテナントじゃなきゃいけない。
アプリだけでなく、データレベルでもセキュリティ。
んじゃ、OracleCloudとは??
様々なサービスのラインアップ。
プラットフォーム、アプリケーション、ソーシャル、、
その下に共通基盤的な。
開発者むけのOracle Clouldサービス。
SQL, Java, HTML5。業界標準技術。
アプリケーションから透過的にクラウド使える。
Ease of Use。SOA。
データベースクラウドサービス
ユーティリティを使ってSQLを走行できるし、JDBCもイケるし、
RestFulなAPIもあるし、ビジネスな人が使えるようなパッケージアプリも。
Exadataの上に載ってるってことで、とても高速
Oracle Javaクラウドサービス
クラウド内でWeblogic。EclipseやNetbeansで開発できる。いわゆるJava標準。
ボタンクリック1つでデプロイできたり。Cli(Maven,Ant)と統合出来る。
オンプレミスと同じコードでOK。プロビジョニングされたVM。
なんか他にもイッロイロ紹介していただいたのですが、
コレ系のセッションは説明よりもソースコードとかコマンド叩くコンソールの
デモを見せてくれないと、イイんだかワルイんだか評価出来ないのよね。。
ヨットの大会のロケーションから割引クーポンが〜とかって話とかも、
わざわざOracleのイカつい基盤使わなきゃいかんのだろうかとか、、。
Oracleのクラウドサービスの事例は紹介しきれないくらいとても沢山あるそうです。
データベースとJavaはトライアルとして30日間無料で使えるトライアルがあるそうです。
■ クラウドサービスを利用したOracleデータベース・アプリケーション開発
クラウドとは何ぞや?っていう同じような話が出てきたので、ボケッと聴いてたら、
データベースクラウドサービスにRestなAPIとかと同じような位置づけで、
PL/SQLを使えるって言ってたような。。
↓こんなラインアップ。
・ブラウザベースのSQLディベロッパ
・RestfulなAPI
http://hogehoge/apex/getEmployees
って言ってるんだけど、RestfulってGETでリクエストすることがgetを示すから、
URLにわざわざgetXxxって付けるんだっけ?って思ったり。。
・パッケージアプリケーション
ブラウザ上でワンクリックでインストールとか。
・管理ポータル。各種メトリクスと障害通知。
ようやくデモ。
cloud.oracle.comにアクセスしてDBかJavaを選べる。
try itボタン。クレジットカード番号の入力は必要。
1分くらいでサインアップできる。データセンター選べそう。
エクセルみたいなアプリをブラウザ上でポチポチって作る。
ブラウザだけで完結出来るのはアレだけど、ウン億レコードのフィルタリングとか
チャート作るの出来るの?とかってのがきになる。。
レスポンシブなんちゃらってので、ブラウザの大きさをディテクトして
モバイルとかの場合は最適化したFORMを表示してくれたり。
JIRAみたいなバグトラッキングなアプリとかも。
モバイルでも見れるよとかってアレなんだけど、なんかワクワク感がないというか。。
Write Once Run Anywhere。Java屋にはお馴染みの言い回しですが、
オンプレミスでもクラウドでもってコンテキストで語られる時代なのですね。。
■ JavaとOracle WebLogicの強みを最大限に引き出すJavaクラウドサービス
Oracle Javaクラウドサービス。Weblogicがクラウド上に。
Exalogicというハードの中にWeblogicをインストール。
↓こんな感じの料金体系。
トライアルだとJavaのサービス立ち上げるともれなくデータベースのインスタンスもついてくる。
何も気にしなくても楽チンにデータベースに接続する事が可能。
EJBはローカルアクセスのみ。RMI禁止。ファイアウォール通りにくいから、HTTP or HTTPSのみ。
#本家でソレってEJBオワコンって事なのでしょうか…。まぁ使う予定ないですが。。
Java Cloud SDKっていうのもある。
アイデンティティ管理とか。
プレゼンするときに画面が見やすいようにズームしたい場合、
ZoomitってアプリケーションでWindowsでもイイ感じに出来る。
Oracleだから当たり前なのかもしれないけど、
WeblogicとOracleDatabaseを使わなきゃいけないっていうのも
ソレだけで離れちゃう人いるだろうなぁ。。
Eclipse, Netbeans, JDeveloperって事なのですが、IntelliJどうだろうとか。。
自分の場合はMavenでホゲホゲ出来ればイイので、その辺が気になります。
■ 開発者向けクラウドサービスを活用したリッチなWeb/モバイル・アプリケーションの構築手法
プレス、アナリスト、ブロガー席ってところに通されたので、書かねばなるまいとw
このセッションのテーマは↓
– Java Cloud Service + ADF Mobile
– Developer Cloud
・Oracle ADF(Application Development Framework)
ベースはJSF。ちょっとUIコンポーネントを換えてやればモバイルOKとか。
よくありそうなiPadアプリ。データソースは表のコンポーネントから切り離されている。
JDeveloperというIDEにはADFで開発するのに便利な機能が組み込まれている。
クラウド上の認証サービスもそのまま利用する事が出来る。
・開発者向けクラウド
大人数でやる開発になると、やらなければならない事が多くなる。
エクセルで管理とか、手動でデプロイとか、そういうのはちょっと。。
Oracleの中で使ってるものや、Oracleの外で開発されたものも活用。
単なる開発者向けのサービスとしてオンプレミスで使ってもOK。
継続的インテグレーションを効率的に出来るように。
Eclipse上でなんでもやろう的なMylynっていうプラグインを使いつつ、
タスク管理も行おうっていう仕掛け。
■ RightNowのJALの事例
RightNowってOracleに買収されてたんですね。知りませんでした。。
国内線の航空券をWebで買う人は7割。
コールセンターでWebに関する問い合わせは半分以上。
Webのシェア拡大とともに、コールセンターの位置づけも変わってきた。
去年の4月にホームページをガッツリリニューアルした。
スッキリ見やすいECサイトとしての位置づけに。
⇒うまくナビゲーションしないと⇒FAQ
Webにおけるコールセンターのサポートは欠かせないもの。
不慣れなお客様にはコールセンターの対応が非常に有効。
タイムリー且つスピーディーに分り易いFAQが今までなかった。
オペレーションの再構築とホスピタリティ&イノベーション。
マルチなチャネル。モバイル,Twitter,,
FAQに投資していくことにした。
導入は結構厳しかった。導入の苦しみ。
導入段階で既存のオペレーションやってる人を巻き込むのが成功の秘訣。
天候が悪い時のキャンセルの問い合わせ等、FAQが充実してると、
お客さんが自身で解決できる。
RightNowは別ドメインでやってるので普通にSEO的にナイス。
アクセス数が凄い勢いで増えた。
RightNowは頭はイイけどアメリカ製。
辞書をメンテして学習させてあげないと日本語の部分はちょっと弱い。
単語がスペースで区切られてる英語は単語の順番変わってもアレだけど、
日本語の場合はそれによって意味合いが変わってきたりする。
■ RightNowのExciteの事例
いろんなサービスがそれぞれでFAQもってたり、FAQの開発は優先順位が低かったり、
情報が一言管理されていなかったりして、カスタマーサービス的に問題あり。
ISPのサポートしか電話番号持ってないのに他のサービスの問い合わせ電話とか。
いくつかのサービスを比較検討した。
・システムを一本化。
RightNowは安定したインフラ&今後日本国内にホスティングされるっていう話も。
・定量的にみえるように。効果測定。
・既存ツール群との接続性。
↓のように順繰り導入。
結果
・FAQの露出が増えた(9ヶ月で2倍)
・電話着信数の減少(9ヶ月で6割)
・自己解決率の向上(RightNowの標準機能で見れる)
電話がかかってくる場合もFAQをみて、ある程度試してからかけてくる場合が多い。
お客さんが予備知識を持ってるので問題解決まで早く。
これからやりたいこと
・サーベイ
・チャット対応
・多言語対応
・CRMと連携
・営業支援
—
今日一日でマルチテナントとかプロビジョニングとかって300回くらい聞いた気がする。
マルチテナントなDWHっていうと↓こっちの方がグッとくるのよねぇ。。
Fluentd含めて凄いシンプルで簡単に使えるし、何よりコスト…。
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コメント
[…] いやー、ごっついプラットフォームですわ。。 こないだ行ったOracle Cloudworldとの比較とかしても面白いかな。。 2日目に続きます。 […]