巷で話題になった、
・ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質と
・ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質を
ちんたら読み進めていったら、2ヶ月近くかかってしまいました。。
過去の典型的なことばかり、当てにして、他の過程での外れ値を考慮せず、
心配をするのが遅すぎる。
だからみんな、「ブラックスワン」がわかんねーんだよ、ユノゥ?
って感じのノリでいろいろな批判や回りくどい言い回しが延々と続きます。
中には、
・情報は手に入れたり、溜め込んだり、出したり、するのも大変で、
パターン化して、それだけ取っとけばいいんだぜ、とか
・仮説を立てちゃうと、その幅から考えがなかなか抜け出せなくなっちゃうから、
できるだけ先延ばしにした方がー、とか
・テロの恐怖に怯えるより、糖尿病予防した方が身のためだ、みたいな、
おぉ、って思うところもちょいちょいあるのですが、
いかんせん一冊通してニヒルすぐるw
特に「下」の方は、経済とか統計学とか、やたらとキレイなグラフにしたがる
人たちへの痛烈な批判が続いて、ノーベル賞をもらったやつらより、
現場叩き上げのトレーラーの方がどんだけすげぇみたいな。
んで、どの本読んでも出てくるLTCMの話。
最後には参考文献が延々と続くので、あんまりなぁって感じだったので、
個人的には「上」だけ読んどきゃいいんじゃね?と思ってしまいました。
上記のように、私の評価はいまいちですが、
↓のようにAmazonとか見るとかなりの高評価だったりします。
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ダイヤモンド社
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半分で十分
分野を分けて論ずるべき
生い立ちと索引は切って一冊にしたらよかったのに
話題の書、遂に邦訳登場
訳が悪いとか、内容が空疎とか、もってまわった言い方とか言われてますが…,
ダイヤモンド社
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下巻に結論めいたことは集中
経済学・経営学の最良副読本
現代ポートフォリオ理論の対極として読んでおくべき本
ブラックスワンの飼いならし方は、下巻に書いてあるのです。
本書はデリバティブを駆使した「金融工学」なるものの終焉の宣言のように思えて仕方がない。
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