2006年05月18日

先月までいた協力会社さんには、
きついこともたくさん言ったし、知識レベル以上のものを常に要求してた。

調査系のタスクが常にクソ多いチームだから、
そこそこ難易度も高い課題しかない中で、
彼女はヘコたれそうになりながらも、
元女子レスリング部なんていう、
バックボーンがあるからか、ないからかわからないけど、
必死になって、歯食いしばって頑張ってくれた。

おかげで、仕事は円滑に進んだし。
何より、彼女自身、ものすごく成長したと思う。

Antのビルドは相当アクロバティックなことも実現できるし。
JDBCのプログラミングも問題ない。
StrutsっていうかJ2EEもそこそこイケる口になった。
Oracleだって基本的なことは抑えてると思う。
何よりここのアーキテクチャの概要を掴んでる数少ない人物の1人。

俺と働くようになる前は事務作業的な仕事が主だったから、
相当しんどかったと思うけど。

で、今月からその人が抜けて、新しい人が入ってきたわけです。
協力会社さんで年は2個下の新人さん。(4月入社で1ヶ月間研修)

とりあえずパソコンについてよくわかってないみたい。
CPU?OSってなんじゃらホイ?くらいの勢いで。

Javaは基礎的なことなら少しできるって面接の時に言ってたけど、
HashMapクラスは知ってるが、Mapインタフェースは知らない、と。

データベースもSQLには触れたことがあるらしいけど、
IPアドレスとポートとインスタンスを指定して、
ユーザーとパスワードでログインしますよね?
なんていう質問をしたときは、”それって日本語?”みたいな顔してて。
JavaでOracleに接続して〜なんてクラスを作ってみてください、
なんて言ってみると、もうパニック状態。
ResultSetがどうの、とかそんなところまでたどりつけなかった。

もうこうなったら、また育て上げるしかないわけです。
しかも、今回は前回よりも全然レベルは低いわけで。

ただ、今回はもう1人、今後の俺の後釜的な役割で
32歳だがギャル男系のSさんがいるので、その人中心に教育をしてもらおうと。
俺はあんまがっつかないで、DBまわりに専念してよかなぁって。

そんな矢先。

Sさんにフレームワークの部品を作るタスクを振っていて、
彼女に説明しながら、1台のパソコンでペアプロしてください
常にわからないことがあったら教えてあげてくださいね、
なんて言ってたわけです。

事件はそのソースコードレビューで。

今回の部品はWebアプリでもバッチアプリでも両方使うような部品なので、
ロジックを持ったアブストラクトクラスを作って、
WebアプリはWebアプリ用の、
バッチアプリはバッチアプリ用の、
DAOやエクセプションクラスを生成するサブクラスを作って・・・

なんていう流れだったわけです。
いわゆるオブジェクト指向で言うところの”継承”の話。

まぁ、そこにたどりつくまでに、ソースコードを
1ステップ毎に説明してたんだけど、、
個人的には、そこそこ優しい口調でずーっと説明してたはずなんだけど。

“ちゃんとわからないことは、その場で質問しなきゃダメですよ〜”

って言ったとたん。。。

彼女の目から大粒の涙・・・。

きっまじぃ。。。。
っていうか、ごめんなさい。。。
でも悪いの俺ですか?っていう。。。

とりあえずその場にいてもらうのはしんどそうだったので、
トイレに行ってていいですよ、、なんていうフォローを入れると、
ミーティングスペースを立って、トイレに向かった模様。。

Sさんと2人で、めちゃめちゃ凹む。
レビューだけは粛々と進める。

まぶたをはらして彼女が戻ってくる。

そのまま何事もなかったかのようにレビューを進めて、
全部終わってから、Sさんと2人でフォローを入れる。

“俺だって最初はそうだった”とか、
“ちょっと言いすぎちゃってごめんなさい”とか、
“これからも頑張って勉強していきましょうね”とか、、

自席に戻って、もうどうしたらいいのかわかんなくなっちゃって、
同期の女の子にメッセしてみる。

そいつも、1個下の女の子を泣かせてしまったことがあるらしく、
その気持ちよくわかるよー、なんて言ってくれて。
とりあえずいつもどおり一緒にご飯食べてきなーって言ってくれて。

何事もなかったかのように、Sさんと3人でメシを食いにいく。

フツウにくだらない話とかして。

午後からは、次の日の業務チームへのフレームワークの提供作業を
進めてもらうことにして。

あー、もう、明日からどうやってけばいいんだろうって頭を悩ます。

別にお勉強をしにきてもらってるわけじゃなくて。
言葉は汚いけど、結局は、
“金払ってんだから、払ってるだけ働いてもらわなきゃ困る”わけです。
今はそのための先行投資みたいなもん。

少なくとも、2ヶ月くらいでそこそこ雑用をやっつけられるように
なってもらわないと、来てもらってる意味がない。

でも、そういう金がどうの、とかじゃなくて。
せっかくつらい思いして働くんだから、
それなりのものを身に付けて欲しいと思うし。
しんどかったけど、一緒に働けてよかったって思って欲しいし。
逆にやる気がなかったり、向上心がない人とは一緒に働きたくない。

ってか、どうせだったらプロパーを俺の下につけてくれればって思ったり。
アーキテクトが足りない、足りない言う割には、
全然俺んとこに弟子は配属されない。
先輩達が俺にそうしてくれたように、手塩にかけて育てるのに・・・。
(お世話になった先輩達はいつの間にやら全然まわりにいなくなってしまいました。。)

にしても、こういうときに、相談に乗ってくれる同期の仲間が
いるからいいけど、これが1人ぼっちだったらしんどいだろうなぁ。。


夜は渋谷で軽く。
近所のフランス人と、
その友達のフランス人と、
テレビの音楽番組の制作をしてるってやつ。
BBQが2週連チャンで雨で流れたから、
近所のフランス人に会うのも久しぶり。
こいつと遊んでるといいバイブスもらえる。
日本に来て楽しんでるよなぁって。
俺もこの国抜け出して、どっかいきてぇなぁーって。

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