2006年01月13日

偶然目にした公共広告機構のCM。

カレシ。
カレシの元カノ。
カレシの元カノの元カレ。
カレシの元カノの元カレの元カノの
元カレの元カノの元カレの…

エイズなんて関係ないと思ってた。
エイズ検査は、あなたにも、必要です。

⇒俺、大丈夫かなぁって。。

それからしばらく経って、年末にみたNHKのドキュメンタリー。
夜回り先生のエイズで亡くなった少女の話。
相当衝撃的だった。不特定多数の異性と関係を持つことは本当に危険なんだって。
高校の時に、友達の彼女が援助交際をしてたことや、
俺自身付き合ってるわけでもなく、複数の女性と関係をもってたことが走馬灯のように。

そんなこんなで、年末から今にかけて、実はビビってて。

俺の人生の中で、おそらく一番あぶないなぁと思うのは2年前の冬くらい。
風俗(ソープ&デリヘル)で働いてて、ビデオとかも出てて。
なんていうコとチョイチョイありまして。

他にSTDっぽいのにもかかってないし、
大丈夫っしょ。なんて思ってた。

そしたら、調べてくうちにHIVに感染してから、エイズが発症するまでは
平均して7〜8年で。発症するまでは自覚症状もなくてわからないって。

逃げ腰な俺は、発症するまでに10年もかかるんだったら、
それまでに薬が開発されて、大丈夫だろうなんて
自分に思い込ませたりして。

新年明けて、会社がはじまって、
昼飯を食いに行った店で、R25っていう雑誌が置いてあって。
“HIVの感染率はかなり上がっていて、既に他人事ではない”
なんていう記事を見つけた。

家帰って、ふと考えた。

俺は結婚願望がすごい強い。
幸せな家庭に憧れる。
子どもも欲しい。

もし、本当に好きな人ができて、結婚しようってなった時、
そんとき既に手遅れなことになってたらどうする?

いつまでもビビってんじゃねぇ。
検査受けに行くしかねぇよ。

そんなメンタリティのもと、土日でも検査が受けられる場所を探す。
南新宿検査・相談室

先週の土曜日に電話しようって思ってたんだけど、
やっぱりビビって電話できなかった。

夜遅くまでいろんな情報をネットで検索しまくった1週間。

もうこんな生活イヤだ。いい加減ノイローゼになっちまうよ、
なんて思ってて。

意を決して今日、3時半にオフィスから抜け出して電話をかける。
話し中で全然繋がらない。5分くらいずっとかけまくる。

やっと繋がった。電話に出たのは女性。
・検査を受けるのは電話をしてきた本人(俺)であること。
・証明書のようなものは発行できないこと。
・結果が出るまで1週間かかること。
・結果を郵送や電話で伝えることはできず、直接聞きにいくこと
を了承すると、受付番号が告げられる。30番。

かなり胃が痛くなるような感覚があったけど、
ようやく一歩踏み出せたって、
自分で自分をほめてあげたくなるような気分になる。

仕事はいつもどおり夜中まで残業。
途中晩飯食いにいったときとか、隣の人とベラベラ話してるときとか、
明日検査に行くんだ、ってことを言おうかなぁって思ったタイミングも
あったけど、誰にも言えず。

職場の上司に、篠原君顔色悪いんじゃない?
なんて言われて、やっぱプレッシャー感じてるんだなぁって
改めて自覚する。

夜中、家に帰ってから、またいろいろ調べ始める。

結局3時くらいに寝た。

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