今日は俺的にめちゃめちゃ悩んで、調べて、凹んで、泣き言言って、
最終的には勇気を振り絞った奮闘記を書こうと思います。
っていきなり大げさですが。w
いや、こないだテレビで加藤茶さんの健康について〜みたいのがやってたでやんすよ。
で、加藤茶さんは毎晩酒を飲みまくるでやんすよ。
医者いわく、そんだけ飲んだくれてると下痢をしやすくなるはずだ、と。
その下痢が原因で、肛門の周りが腫れて、膿が出るようになり、やがて痔ろうになり、
放っておくと痔ろう癌という怖い病気になるんじゃ!と。
おいおい、ちょっと待てよ、と。
もうガビーンどころの騒ぎじゃないっすよ。
インターネットで痔ろうについて腐る程調べたっすよ。2〜3日ほぼ寝なかったすよ。
何かっていうと、あれは確か、小学校4年生か、5年生の頃、
自分肛門の周りに腫れ物ができたっすよ。
当時はアブかなんかに刺されたんだろうと思ってたすよ。
そりゃ誰にも言わなかったすよ。そんなデリケートな部分な話。
で、当時膿が出たでやんす。
それ以来なんか痒いことはあったものの、腫れたり膿が出たりってのは
あんまなかったんです。
“あんま”ってのは微妙な表現なんだけれども、正直記憶があまりないわけです。
ってことは大して腫れたり膿が出たことってないんだろうなぁと思います。
昔っから腹の弱かった自分としては、あれはアブとかハチとかの
仕業じゃなかったんだ、、と今頃になって知ったわけです。
ただし、インターネットで調べていくうちに、肛門の周りが腫れた状態というのは
肛門周囲膿症という病気で、フツウはこれになったときに発熱をしたりなんだかで、
医者に行くんだそうで。
大体医者に行くと、膿を切られて、膿が出っきると、身体的にはすごい楽になって、
ひょっとしてもう治ったんじゃ、、なんて思った頃には痔ろうになってるんだそうで。
自分は発熱とかしなかったし、さすがに医者に行くほどしんどくなかったもんで
シカトしてたでございます。
んでさらに調査を進めてゆくと、衝撃の事実にぶち当たるわけです。
痔ろうたるもの、手術以外に治る見込みはほぼない、と。
放っておくと、10年から15年くらいで癌になる可能性があると。
そうじゃなくても、放っておくと、痔ろう自体が非常に複雑化して
イメージ的には膿によってやられた形跡である管のようなものが
ケツをアリの巣状に食い荒らされるようなイメージになるというのだ。
・・・。おいおい、ちょっと待てよ、と。
んなもん小学校の頃からだから軽く10年超えてんべよ、と。
ってか15年くらいいっちゃってんじゃねぇの?と。
もう、僕の人生終わったかと思いましたよ。(いや、それはちょっと大げさだけど)
でもあまり複雑化した痔ろうになると、肛門括約筋もアリの巣状になり、
それを取り除くときに筋肉を傷つけないやり方もあるものの、
最悪ケツの穴の締りが悪くなり、人工肛門になるかもしれん、なんていうんですよ。
キャー!コワーイ!では済まされないわけですよ。
ここで、決断しました。
かーちゃんに、相談しよう、と。
やっぱこういうときは1人で悩んでちゃダメだ、、と。
かーちゃんに電話して。
俺病気くせぇんだよと。入院するかもしんねぇよ、と。
ってか1人じゃびびって病院いけねぇから一緒についてきてくれよ、と。
もう25歳ですよ?あたくし。自分でも情けねぇなぁなんて思いながら、
何言ってんの!あんた!いい年してしっかりしなさいよ!と。
まぁそりゃそうなんですが。わかっちゃいるんですが。。。w
結局2日に一緒に医者に行ってくれることになりまして。。
まぁあんまり思い悩みすぎるのもどうかと思い、酒飲んでパァっとやって忘れちまえ!
なんていったのが先日のBBQなんでやんすが。
しかし、そんなのでは何の解決にもならず、最後までそこまでテンションは上がらず。
で、病院ですが。
首都圏近辺だと有名な病院が3つばかりございます。
・横浜の松島病院(地元の近所の人とか、親戚のおじさんとか行ったことあるらしい)
・我孫子の東葛辻仲病院
・それと今回僕が勇気を振り絞って行ってきた大久保の社会保険中央総合病院です。
痔ろうについて、ありとあらゆる単語で検索しまくってたので、
そもそもどんな病気かとか、大きく4段階くらいに症状の程度がわかれてて、
それぞれがどんな症状なのかなんてことは当然知ってます。
それだけじゃなくて、どんな流れで入院して、手術をして、
術後どうなるか、なんてことも調べました。
サイトを挙げると、Dr.OKのまじめなおしりのはなしとか、
G-Paraっていう掲示板サイトとか参考になりました。。
(結果的にこのDr.OKに診察をしていただきました)
そんなこんなでいよいよ医者に行く日になりました。
朝8時。小田急線新宿駅西口改札でかーちゃんと待ち合わせ。
そのまま山手線で新大久保駅へ。
新大久保の駅から、海城高校に向かう学ランの高校生達にまみれて病院へ向かいます。
病院につくと、初診ということでいろいろと記入します。住所とか年齢とか身長とか。
で、僕は肛門科なので、肛門科用のテンプレートの紙にいろいろ書き込みます。
痔ろうっぽいというだけでなく、とりあえず冬とか便秘した次の日は切れたりしました。
みたいなことを書いておきました。
20分後くらいに呼ばれて、肛門科の待合室へ。
男性というかおっさんばっかり。隣は泌尿器科。
もし今度そっち系でなんかあったりしたらここに来ようと思いました。w
もう緊張し狂いました。かーちゃんにも呆れられましたが。。
でも怖いじゃないすか、知らない人にケツの穴みられるだけでも恥ずかしいのに、
指つっこまれたり、穴広げられて中見られたりするんすよ、あなた。
ってか便意はないものの、ケツの穴広げられて、ウ●コがポロっとか出ちゃったら
どうしようとか、それより何より、えらい痔ろうが侵攻してやがったらどうしようとか、
いろいろな不安が頭の中をグルングルンするわけです。
で、30分くらいして、今度は肛門科の部屋の中の待合室に呼ばれます。
ここでは前の人たちが先生と話している会話の内容も聞えてきます。
すごい和やかな雰囲気で。
あからさまにテンパってるのは俺だけだということがわかりました。。
で、10分くらいして、診察室に呼ばれます。
あろうことか、看護婦さんすごいキレイなおねぇさんです。
ズボン下ろして、この絵のような格好をしてください〜って言われる。
他の先生の場合、男性の場合は体育座りをして、そのまま後ろに寝転がり、
ケツの穴を先生に見せるような形になるのだが、
Dr.OKこと奥田先生の場合、診察時の格好はシムス体位という、
横向きに寝転がる形になる。(通常女性のみこの格好)
まぁ、そんなこと言ったって、今度食事にでもいきませんか?
なんて誘えるような雰囲気じゃないわけですよ。
こんなにキレイな女性の前でケツ出して寝てるんですよ、自分が。。
で、こっからの待ち時間がちょっと長いんすよ。他の診療の会話とかちょー聞えるすよ。
みなさん再診みたいな感じで、あーいい感じですねぇなんていう会話ばかりでやんす。
そうこうしているうちにいよいよ自分の番がまわってきました。
あぁ!Dr.OKだ!と思いました。w
ホ、ホームページみましたぁ、と言うと、
あ〜!そうですか!ありがとうございます!という返事が返ってきて。
いい人で良かったぁと思う。
んでもって、診療がはじまります。
いや、先生それが自分痔ろうくさいんですが・・なんていう話をチョロっとしてから、
あぁ、この凹んでるやつですね、なんていう流れで、いよいよです。
ぐ、ぐむむぅ。。
指つっこまれたっすよぉ。
人生初体験・・・。はわわ。。。
いや、今までケツの穴になんか入れるっていうのがイヤで
原付で事故ったときも座薬なんて気合で使わなかったくらい、
外からケツの穴に何かが入るのに抵抗してたわけっす。
もうなんていうかいたたまれない気分です。。
で、触診後、今度は何やら医療器具のようなものがケツにつっこまれた模様です。
まぁ男性なら、ひょっとしてAVでみたことあるかもしれませんね。。。
アレですよ、アレ。。。まさか自分が使われることになるとわ。。
もう穴広げられたときにゃぁものすごい喪失感でございました。。。
そんなこんなで感傷的になっていたわりには、結構一瞬で、診療終了ございます。
得てして医者ってそんなもんすよね。
で、軽く先生と話します。
とりあえず深いっすか?浅いっすか?1〜4型でいうと何型っすか?
と一番気になってたことを聞いてみる。
浅いですよ。まぁ1型ってのはあまりみかけませんので、2型ですかねぇ、と。
ほわわ。。良かった。グスン。。人工肛門にならなくて済むじゃーーんって思う。
そんなこんなしてると、先生は席を立って他の診療室に行って、診療をしている模様。
まぁこのタイミングで診察室にかーちゃんに入ってきてもらってしばし待つ。
先生が再び診療室に入ってきて、診断結果の説明。
とりあえず、手術は要らんでしょう、と。
え?ちょっと待って?ってか俺痔ろうだべ?手術しなきゃ直らんでしょ?と。
あわてふためいてみるわけです。
先生曰く、おそらく痔ろうである可能性が高いです、と。
ただし、今の段階で穴が完全に肛門内と外とが管でつながってるとも言い切れません。
また、今現在膿が出ていないこと、さらにココ何年も腫れものや膿といった症状が
でていないことを考えると、特に手術の必要はなさそうです、と。
なんというか、乾燥して干からびているような状態で、
例えるなら活火山が死火山になったようなものです、と。
しかし、先生、自分が調べたところによると、痔ろうを放っておくと、
どんどん悪化するし、治癒させるためには手術しかないって書いてあったんですけど。。
というような話をすると、
何回も腫れたり膿が出たりを繰り返すような状態であればそうなりますが、
あなたの場合、10年以上この状態が続いているのであれば
別に悪くなっているわけでもないので。特に問題はございません、と。
確かに痔ろうは自然に治る事はマレなので、手術が必要だと思われますが、
もし腫れたり膿が出るようなことがあったら、また来てください。
それからでも全然遅くないです、と。
あぁ、、そりゃそうか、、と、妙に自分自身納得してしまう。
だって別に日常生活で何の苦もないんですもん。
激しい運動しようが、チャリンコ乗ろうがなんともないわけでして。。
っていうか、そもそも自分が痔ろうだ、なんて思い始めたのもつい最近の話だし。。
この10年、15年っていう今までの人生の半分くらいの年月でなんともなかったものが、
この先1年2年で急速に悪化するとも思えないところもあって。
しかし、ここまできて、、というところもあり、
他にケツの穴で痔っぽいところとかないですか?
なんて聞いてみたんだけど、別に悪いところは見当たりませんねぇって。
というか、そもそも痔というのは悪い病気なわけじゃないんですよって。
そりゃしんどくて座ってられないとか、あからさまに腫瘍のようなものができてれば
別だけど、便秘した次の日にトイレットペーパーに血がつくくらい、よくある話だ、と。
まぁそりゃそうですよね、、って。。
最後は呆れたように、それじゃぁ何もなくて手ぶらで帰るってのもあれですから、
痔の大敵である便秘や下痢にならないように整腸剤を処方しておきましょう、って。
ついでに先生のBLOGのアドレスが書いてある↓こんなカードももらいました。w
そんなこんなで何事もなかったかのように、
帰りは大久保の韓国なところを母親とブラブラしてから
新宿の祖母宅へ帰りました、と。
いや、しかし、なんというか、医者っていう立場でありながら、
肛門科っていう世間的には微妙な専門医として、
(まぁこの先生格闘技のリングドクターやってたりするんですが、)
患者に対して親身に、しかも自分でWebサイト作って有用な情報を発信して。
プロ意識持ってやってて、めちゃめちゃかっこよくみえたわけです。
もし、自分が中学生とか高校生とかだったら、肛門科の医者になりてぇ!なんて
思ったかもしれないなぁなんて・・・
と、まぁなんというか、持病というか、爆弾というか、自分的には1つのモノを
背負ってこの先の人生を歩んでいくことになりました。
(って10年以上前からだべよ、っていう。。w)
ただ、まぁそんときはもう、自分1人でもちゃんと医者行って、
手術するなら手術するで、腹くくれるかなぁって思います。
保険もこないだ入ったし。
ってか日本人の3人に1人は痔持ちだそうで。
成人の半分は痔持ちだなんていうサイトもみかけました。
なんか肛門科っていうとすげぇ行きづらいけど、行ってきてよかったかなと。
んで、なんで医者にいけたかって言うと、やっぱり母親に打ち明けたからだよなって。
医者に行くっていう一歩は自分1人では踏み出せなかったような気がします。
もしケツのこととかで悩んでる人がいたら、家族とか周りの友達とかに相談して
後押ししてもらうのが一番かと。
まぁ僕なんかで良ければ相談乗ります、全然。
あとは、俺もこないだ性病になったばっかだから、お前も頑張れよって言ってくれた
地元のマブ達にも感謝したいかなぁと思います。w
人間1人じゃ生きていけねぇなぁって、つくづく思いました。。。
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