2004年02月07日

最近仕事が面白くない。よく上の人とケンカしたりする。

今のプロジェクトはとにかく登場人物が多い。
いろんな会社のいろんな人が絡んでる。
エンドユーザーとコミットが取れてるのに、お金が出るところからちゃちゃが入ったり、
くそったれなモジュールを押し付けられて、それを使わなきゃいけなかったり。

ただ、その中で”Webアプリケーション”ってものをちゃんと理解している人間はごく一部しかいない。
ありがちだけど、ありえない話。

とりあえず何日に設計書納品しろ、とか言われて、
見た目だけモットモそうな中味のない仕様書を何千枚も印刷して納品しなきゃいけなかったり。

俺の作業としても、プロジェクトの誰かのPCがぶっこわれたら、
中身みて修理会社に電話して現状報告して、修理しにきてもらったり、
新しい協力会社の人がプロジェクトに参画してくると、
その人のPCにアプリケーションのインストールとか。ユーザをドメインに追加したり。

俺らはお客さんからお金をもらってシステム作ってる。

なにより大事なのは”動くソフトウエア”だ。間違いない。

俺は一日のうち何割をその”動くソフトウエア”に直結する作業をしている?

エンドユーザに納品もせず、業務的な観点でのレビューが一切入っていない詳細設計書。
こんなもん書くんだったら、プログラム書いた方が早いっつーの。
動作確認がとれるんだから。間違いないし。

詳細に設計していけばいくほど、基本設計書と食い違いが出てくる。
ってかとりあえず、納品だから、、って無理やり書き上げた基本設計書なんてロクなもんじゃない。
それでも、一旦納品したものはなかなか手を加えられない。
変更履歴と誰々の承認がないとどうのこうの。馬鹿じゃねぇの?
とりあえず春ごろまで基本設計書には手を加えないそうだ。
でもその設計書で結合テストやるんだって。設計書自体がジャンクなのに。
テストもジャンクだ。意味ない。

仕様変更も多発する。現行のシステムみたら、
こんなデータの持ち方してるユーザがいるからそれにも対応できるようにしてくだしゃ〜い。みたいなの。
そういうとこに限って、一番厳しい部分だったりする。

そのくせ”カットオーバーの日にちは絶対じゃ!”だの”何千ステップでバグは何件以内じゃ!”だの。
俺らが言われることはそんなんばっか。おめぇそんなのマネージメントでもなんでもねぇじゃん。
“どうやったらカットオーバーの日にちが守れるのか”、
“どうやったらバグは少なくなるのか”建設的な議論は一切ない。
“残業してエイヤー!でやるしかないでしょ!”そんなこと言い出す始末。

今までの仕事の仕方と全然違う。
今までは、設計書に手を入れるのは当たり前だった。
作っては直して、作っては直して。反復してやってた。
プログラミングもペアでやってた。明らかにペアでやった方が品質は上がる。
もちろん一人でも簡単にできちゃうようなプログラムを二人でやっても意味ないけど。
ペアプログラミングの良い所をいっぱい見てきた。

バグ票をオンラインでまわすシステム。毎年新人の研修でちょっとずつ便利にしてきたもの。
今回はプロジェクト全体の決まりでやり方があるからとかいって、これを使えない。

このまま行けば、カットオーバーには”無理やり間に合わせる”ことになるし、
品質は無理やりテストケースを捻じ曲げて”何千ステップで何件”ってことにするんだろう。
はっきり言って、そんな仕事くそったれだし。
今後そんなもんしか作っていけないようだったらこんな仕事やってらんない。

過酷な労働状況で目に見えて体調が悪くになった人が出てきたり、
なんでだか知んないけど自律神経がおかしくなって半分くらいしか
会社にでてこない人が出てきたりしてる。そんなこんなで、
オンライン画面の全業務仕様を把握した責任者は俺ってことになってる。
確かに今の開発チームで一番業務を知ってるのは俺かもしれない。
でもそんなんこの何ヶ月かでチョロチョロ見てきたに過ぎない。
去年のクレジットカード基幹システム再構築の時は、現行システムにずっと携わってきて、
誰よりも詳しい人が業務担当ってことでアサインされてた。
すべての設計書をレビューして、GOサイン出してくれた。
絶対このまま行けば、”あん時篠原さんがコレでいいって言ったんですけど、、”
みたいな事態が起こる。別にいいけどさ。俺が謝ってそれで済むんだったらさ。

JUnitのテストは責任持ってやってやる。
ってかちゃんとテストファーストでコーディングすっから。
(JUnitってのはテストのツールで、「予想」と「結果」が「合ってる」か「合ってないか」ってやつなんだけど。
参考までにどうぞ)
本当の(?)ITの力を見てみたい。
中小企業とかの、今まで全くITと縁がなかったような、
そういう所にシステムを導入するとどんくらいの成果がでるのか。
小さいシステムで動くソフトウエアを作る作業に従事したい。もっと技術をモノにしたい。

俺のいる会社にはコンサルティング専門のグループ会社がある。
1月の単価が700万のコンサルタントがいるそうだ。その人の何がすごいのか?
経営者の視点で物事見れて、その会社のあるべき姿とか、
トップダウンでどんなアプローチをすべきとかビシっと指摘できるんだそうだ。
別に。俺あんまそういうの興味ないですわ。。

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