【IVS CTO Night and Day 2016 Winter】Day2 IVS Launch Pad

Infinity Ventures Summit の目玉セッションである”IVS Launch Pad”には一回目から CTO Night and Day 参加者も継続して参加させていただいています。
私は2013年からInfinity Ventures Summitの会場担当スタッフとしてIVSに参加させていただいているのですが、スタッフの中でも一番ハードで且つ楽しみなセッションがLaunch Padでした。ココで優勝する/しないで一生が左右されるかもしれない場。プレゼンターの方はこの日のこの瞬間のためにお忙しい中で膨大な時間を使って準備をしています。リハーサルやレビューでも厳しいチェックが入り、早朝から張り詰めた緊張感が会場内に漂います。

Infinity Ventures Summit Keynote 🙂 #IVS #CTONight

AZさん(@shinodogg)が投稿した写真 –

今回は前方真ん中で最初から最後まで参加させていただきました。
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最初にInfinity Venture Partners田中さんからご挨拶。
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審査員の方のインタビュータイムでは、楽天時代に一緒にテレビ出演したTech in AsiaのDaid Corbinと、一番左上で写真撮ってる自分が映ってたりして。笑
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いつもお仕事などでお世話になっているCrowdworksの吉田さんの後ろでCTOの皆さんや、AWSジャパンでアカウントマネージメントの部署をリードしている圭介さんと一緒に映ったりしてました 🙂
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AWSはIVS Launch Padのスポンサーをさせていただいておりますが、近年では恒例になりつつある、『本当に叶うAmazonウィッシュリスト』を事業開発の畑さんからご紹介!
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そしていよいよ本編スタート!以下は私がセッション中に取ったメモです。(一部正確でない情報が入っているかもしれませんが、その場合はTwitter @shinodogg までメンションいただけますと、少しずつ改善していきますmm)

1. FraudAlert
なりすましや不正送金とかについてセキュリティは非常に重要。テクノロジーも進化していて、Capchaは人間入れないけどbotが入れるような状況…。
FraudAlertは振る舞いを保存。いつもと違う場合はそれを検知してプッシュ通知。検知の技術。危ない時だけ〜というアプローチ⇒機械学習による制度の向上。正しい/怪しいっていうパターン/パラメータを沢山保持している。導入に関してはJS入れるだけでOK。パイチャートで危なそうなアクセスの割合とかも分かる。競合の大企業と比較して桁違いに低いコストで導入可能。また、悪いアクセスの情報をAPIで外部提供することでプラットフォーマーとなり、そこで動くアプリのマーケットプレイスとしてセキュリティ界のApp Store的なところを目指している。

2. unID認証
おっさんスタートアップ。笑 TANRENでの導入事例をもとに説明。表示される4桁のPINを入力。10秒で期限切れるけど、スマホと同期して残りの桁だけの形でレジューム可能。つまり期限切れにセンシティブになる必要がない。Streamed PIN=sPINという独自テクノロジー。ワンタイムパスワードと違う部分はとして、クレデンシャルが必要ないところ。4桁で大丈夫か?という点では、誰かに4桁の数字を知られたとしても問題はなく、それは裏側で公開鍵認証も行っていることによる。そうすることで現実的に他からハックされることは難しいはず。スマートウォッチなどでもイケると考えている。

3. M&Aクラウド
人工知能を使ったマッチングサービス。近年、事業承継は課題を抱えていて、社長が60歳以上の企業が多いが、その中で一定の割合の会社が継承できず廃業している。売却を考えている経営者にとっては、買い手がいるのか?売却先を探しているという情報が外に漏れたりしないか?といったところが悩みの種となっている。M&Aクラウドでは、財務レポート結果や売却先の候補会社を探すところまでは匿名で行うことができ、それから先は実名。仲介業者の総合評価/過去の実績/クチコミ等を参照することもできる。3社の仲介業者と話しをすることができ、M&Aクラウドは実績ベースの手数料。仲介手数料の一部を仲介業者受け取ることで売上となる。今後はクラウド会計との連携を考えている。

4. LENDY
中小企業向けの融資サービス。例えば夫婦で運営しているパン屋といった事業者は320万もいるとのこと。そこでは資金繰りが課題。資金を厳密に管理できておらず、支払期日が迫ってから銀行に相談しても遅い、という状況。今まではノンバングや事業者ローンは下降気味。過払い金請求などが原因。
LENDYは既に貸金業登録をしている金融機関。クラウド型の会計サービスと連携。借入枠の維持手数料は無料。独自の審査モデルを持っており、機械学習(ソーシャルやWeb上の情報も活用)xスコアリングモデルx信用情報。融資だけではなく、中小企業に対して資金調達のタイミング等で銀行と提携することによって、銀行からの借り入れを促進させていく。

5. MyDearest
VR x ライトノベル。本の世界の中に入り込む。FullDive Novel。コンセプトは本の中に入ること。物語に合わせて背景や音楽も切り替わる。現状のVRはストーリーが薄いと言われているが、三木一馬氏をアドバイザーに迎えた。一冊の単価は500〜700円。ジャンプはサンデー/マガジンから10年後発だったが、若手作家を集めて走り続けた。VR業界の少年ジャンプになる

6. codecheck
戦略人事のためのプログラミングスキルチェックツール。履歴書や職務経歴書ではちゃんと仕事とマッチするのか分からない。スクリーニングに多くの時間がかかってしまっているのが現状でそれを解決するためのソリューションがcodecheck。エンジニアは試験をに関する情報を受信すると、インターネット経由でどこでも受験することができる。点数化されたデータをみることができて、会いたい人とだけ会うことができる。こういったサービスは海外でもポピュラーになってきているが、単一ファイルしか扱えない課題がある。codecheckは複数ファイルエディタや外部APIとの連携をサポートすることでその課題を解決。東大の竹内名誉教授がアドバイザー。LINEやSONYといった企業も既にPaid(お金を支払っている)ユーザー。年内に7000受験。かなりの人事リソースの削減に繋がるはず。公開事例としてはFuji Filmや朝日新聞。エンジニアのスキル可視化という観点で、今後は英語におけるTOEICやTOEFLのように世界標準な存在になることを目指す。

7. Refcome
リファラル採用サービス。人事が、社員のメールアドレスと空きポジションを登録後、その社員に通知。社員はそこに記述されている紹介文等の文言を、友人・知人にサクっと送ることができる。サイバーエージェントではリファラル経由の応募がかなり増えている。SaaS型のモデルであり、飲食やアルバイトスタッフにも活用できる。人材市場は紹介とナビが未だ主流。これからは世界市場を狙いに。LinkedInやSalesForceと肩を並べる存在になる。採用は人事だけが行うのではなく、社員全員で行うものというムーブメントを巻き起こしていきながら、会社の中も外も一緒に良くしていけるように。

8. ポケットマルシェ
生産者の顔が目に浮かんだことがあるか?食べ物の裏側が見えなくなった現代。食べることが車のガソリンキューのようなものになってしまっている?1970年は1000万人いた農業。現在はわずか190万人程度。そして高齢化が進んでいる。生産者と消費者を直接つなぐサービスがポケットマルシェ。農家や漁師はとにかくめんどくさがり屋。そんな彼ら・彼女らが、慣れれば3分あれば出品できる。そして、その場でオンライン上に商品が並ぶ。ヤマト運輸が売れた分の伝票を既に記入された持ってきてくれる。1000円で15杯の規格外のカニが即売。お宝食材が並んでいる。食べ物付き情報誌。月間2580円で付録として食材がついてくる。原価は680円。それでも90%以上が継続。Facebookグループ作ったらコミュニケーションが盛り上がっている。ただ単に食べ物を届けるだけじゃない。魚頼んだらおまけでエビとカニがついてくるとか。笑

9. TastyTable
Missionは自宅をレストランに変えること。家で料理を作ることは機会として減ってきている。定期宅配の食材キットを送る。週末にレシピと食材が届く。受取のタイミングも指定。築地の業者やカンブリア宮殿にでたこともあるお肉の卸。料理の作り方もたくさんの写真とともに。バラエティに富んだメニュー。同じようなビジネスを行っている例としては、米国ではBlue Apronといったサービスが流行っている。TastyTableは日経トレンディでも取り上げられており、Instagramでも盛り上がりを見せている。

10. LEAP
農業を自分の人生の選択肢に。現在は優秀なトマト農家が目指す時給は439円という衝撃的な状況。LEAPでは農作業で何をするのかは事前に送られてくる。
畑の土を使わなくても、袋に土が入っていてそこに苗が植えられている状態で届く。ビニールハウスもLEAPが作る。栽培施設そのものを提供。労働時間は今までの半分に。そして、何かあればすぐにチャットで相談できる。ビニールハウスの状況はセンサー経由で可視化。現在は二子玉川の高島屋の地下の明治屋で販売。大きな土地がなくても効率よく農家になれる。

11. iQra-channel
不動産売却するときにどうしたらイイか?一括査定サイトは便利だが、売り出し価格と成約価格は違う。それに対して、いつ/いくら、で売れたかが分かるのがiQra-channel。既存にレインズという不動産会社しかアクセスできないサービスがあり、そこに成約情報が載せられるが、不動産業者にとってメリットが薄く、あまり多くの情報がない状態。iQra-channelに載せれば、不動産業者はそこから顧客獲得ができるようになるためメリットが大きい。

12. Photoruction
建築生産者のための情報共有プラットフォーム。工事写真は小さいマンションで5000枚/ビジネスホテルで1万枚/ヒカリエのような大規模施設では15万枚も撮られる。現状は、せっかく撮られた写真があまり活かされていない。Photoructionを使えば、黒板に書き込む情報や図面をスマホアプリで簡単にアップロードしてすぐに共有できる。そして後からそれを編集することもできる。実際の建設会社でクローズドβをやっている。こんなに簡単になっても良いの?というフィードバック。今は新築だけがターゲットであるが、今後は土木・戸建て・リフォームにも。建築業界のAWSになる。

13. ALLSTOCKER
建設機械や重機。世界では11兆円の巨大マーケット。重機販売取引はリアルな場所に集まってマーケットが開催されているが、逆に言えばわざわざそこまでいかなければならない状況。ALLSTOCKERだったらオンラインでいつでも。必要十分な機械をいち早くピンポイントで探すことが出来る。ALLSTOCKER上の商品は認定鑑定者がチェック。いつでもチャットや電話で相談にのってもらえる。グローバルの顧客に向けても7カ国後に対応している。制約金額の10%が手数料。日本中から続々と出品がされている。40ヶ国をこえる国々から問い合わせがきている。良質な中古建機を扱う、日本発、世界No.1建機プラットフォーム。

14. Orphe
Smart Footwear。Indiegogoでクラウドファンディングをして、既に9/9から44800円で発売していて初期ロットは売り切れていて、NicoNico動画にもダンサーのユーザーのムービーがアップロードされている。AKB48グループや、金沢21世紀美術館、山本寛斎といった利用事例。これからは世界のダンサーをターゲットに。プロのための道具を一般向けに。Orpheにはモーションセンサーがついてる。Mac版アプリで動きを記録しておくことが出来る。ダンスの演出とレッスンに活用してたが、これからはナイトランやフィットネス(ダンスダンスレボリューションがOrpheになったり)。医療現場でも研究をはじめている。医療やリハビリに。


どのプレゼンもとにかく素晴らしかった。全体的に今までみてきたLaunch Padの中でハイレベルだったのではないかと思いました。

優勝はALLSCOTCKER。
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おめでとうございます!
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Amazonからは、本当に叶うウィッシュリストの贈呈!
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IVP小野さんからの贈呈!
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最後は壇上に入賞者とスポンサー。
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