2005年02月18日

XMLのカンファレンスに行ってきました。
XMLマスターDAY2005ってやつ。

身近なところでいうと、Blog。
コレはまさにXMLのテクノロジーなんですよ。RSSっていう。
それだけじゃない。
例えばiTunes。mp3ファイルがパソコンのどこに置いてあるのかって
ライブラリの定義にXMLファイルを使ってる。

まぁなんだかんだ身近なものなんすよ。XML。

当然ビジネスでも俄然注目を集めてるわけです。
XMLってのはただのテキストファイルだから、
メインフレームの汎用機でも、どんな種類のUNIXでも、WindowsでもLinuxでも、
どこのメーカーのものであっても扱えるわけです。

そんなXMLを使って、ネットワークを経由して、
こんなXMLを渡したら、こんなXMLが返ってくるっていう、
そんな決まりがあればどこの誰とでもつながることができるじゃない。
これこそがWebサービスっていうことなわけです。
SOA(Service Oriented Architecture)っちゅうのはただ単にそれが広義なだけです。
サービスってのは独立したソフトウエアモジュールのことです。
上でいうところの、メインフレームやUNIXやWindowsやLinuxにのっかってる
ソフトウエアのことです。
で、そいつらはネットワーク経由で外から呼び出し可能であれば、
記述言語を用いて(Webサービスの場合はXML)やりとりしましょうよ。
そういう仕組みのことです。
こんな考え方自体は全然新しいわけでもなく、何十年も前からあったそうです。
言ってみれば、DCOM、CORBA、RMI、EJBってこれ全部SOAです、と。
でもDCOMってWindowsじゃなきゃ使えないし、
CORBAをサポートしてるミドルウエアなんてあまりないし、
RMIやEJBはJavaなソフトウエアでしか扱えない。
その代わりSOAPやWSDLはイケイケじゃないですか、と。
しかも、別にローカルの中だったらJMSとかでやりくりしたった言い訳だし。
Webサービスは汎用性が極めて高いSOAなんだっちゅうわけなんです。

そんな背景としては、
何十年も前のビジネスモデルでは、巨大企業が子会社をたくさん囲って、
それを管理することで、コストを下げて、っていう親会社が強力にガバナンスをしてた。
だから、システムも巨大なピラミッドをCRMで円滑にコントロールできるようなものが
望まれてた。
でも、今は、しょっちゅう会社が合併したり、部門だけ独立したり。
アウトソーシングなんていうモデルもメジャーになった。
システムもそれにフレキシブルに対応しなければいけない。

また、部門をまたがると、ちょっとだけ違うようなところがある。
何部は交通費の承認先が部長だけど、何部は部長までいく必要がなく課長で良かったり。
そういうのは元々ある大部分をいい感じに拝借しながら自分の部門でそれを使うように。
しかも、モジュールをコピー&ペーストしてもってくるのではなくて、
そこにあるモジュールをリモートで呼び出して使えばいいように。

Webサービスでいうところの”XML”ってコンポでいうところの裏側の配線みたいなもの。
例えばアンプとスピーカ。
もっといいスピーカにしたかったら、そっちにつないじゃう、とか。
CDデッキだけじゃなくて、DVDデッキも欲しいから、DVDデッキとコンポを
つなげちゃう、とか。

ちなみに、うちはテレビからターンテーブルからパソコンから
全部アンプにつながってますが。。EnterpriseなSOAとでもいうんでしょうか。。

ようやくWebサービス/SOAっていうのが何者なんだかわかった気がしました。
普段業務ではXMLファイルはプログラム上での定義ファイルにしか使ってなくて、
ビジネスとして注目されているような領域で扱ったことがない。
特に俺は金融とかカードの部署にいるから、
どうしても他との通信ってHULFTとかMQとか。

早めにこっちにも食いついていかないと、
篠原さんそんなことも知らないんですかぁ?ってなっちゃうかなぁって。。

—-
しかし、ボールペンの試し書きも2chですか。。。w

コメント

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