青志社
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起業エネルギーが伝搬してくる本だ
FACEBOOK成功の裏の人間ドラマが面白い
ハウツーの書籍では無いのでその点は要注意。
facebook創設の裏側
facebookを読みました。
本人が書いた自伝ではないので、話半分か1/4くらいのノリで読むべきなんだと思いますが、
まず、ハーバード大学ってスッゲー大学なんだろうなってイメージだったのが、
なんつーか、そこら辺のチャラい大学生とおんなじなのねっていう。
もちろん日本の学生よりも熱心に勉強してるんだと思うけど、
根底にはいかにイイ女とセックスするかっていう。
で、その為にあまり有益でなさそうな努力をしたり、
そういう所に属するために犠牲を払ったりする。
そういう組織にもいろいろヒエラルキーがあって、
サークルみたいのに上位組織とかがあったりする。
# ファックトラックとかってのもくっだらねぇけど、
# そういうのあんだなっていう。。
facebookはそこにパラダイムシフトを起こしたっていうか。
学生たちの底の部分に思いっきり突き刺さったんだなっていうのが
よくわかります。
日本ではmixiやモバゲーは出会いとかの要素が強くて、
facebookはエリートな奴らの〜みたいなイメージあると思うけど、
学生のための出会い系SNSっていうか。。
自分はエンジニアなので、どうしてもそういう目線になってしまいますが、
自分は大企業の中で、他部署との調整に翻弄しながら毎日を送っていますが、
一心不乱に創業者がコード書きまくってたんみたいなエピソードはグッときます。
ケーブルとかパソコンとか宅配ピザのダンボールとかビールの空き缶とか
なんとなくイメージ出来そうなところで、来る日も来る日も新しい機能を。
facebookっていったらテクノロジーの面でも、
HadoopだったらHiveだったり、KVSだったらCassandraだったり、
RPCだったらThriftだったり、PHPだったらHipHopだったり、
とても有名なわけですが、そういうノリの中から
出てきたのかなって思うと、なんだか感慨深かったり。
(もちろん創業当初とはだいぶ違うだろうけど)
前にFacebookのエンジニアの人が来日された時に、
うちの会社にも寄ってくれて、話し聞かせてもらったんだけど、
たぶん自分より年下で、ハンサムな彼らがストレス無く働いてそうだな
って印象を受けたのを思い出した。
#大量データのアナライズについて質問したんだけど、
#その頃は今よりも自分の英会話能力がヘッポコ過ぎて
#受け答えになってんだかなってねぇんだかみたいになっちゃったけど。。
なんか話が反れてきてしまいましたが、
人間の底の部分にグイグイ食い込んで、とにかく物凄いスピード感で
脇目も触れず突っ走った結果が、今みたいな状況に繋がってるって
エピソードをみると、いろいろ考えさせられます。
この本、アメリカの大学に留学経験があって、
英語でスラスラ読める〜なんて人だったら、
自分なんかより、もっと楽しめるのかもしれません。
結構分厚いですが、一気に読めてしまいました。
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