ダーウィンの悪夢 デラックス版を観ました。
アフリカのビクトリア湖周辺の日常の話。
すげー悲惨。ほんとに。
元々多種多様な魚が生息していたビクトリア湖に、
ナイルパーチっていう肉食の魚がやってきてから、
その魚に食い荒らされて、生態系が崩れて。
でも、ナイルパーチは加工して、白身魚のフライ系(たぶんフィレオフィッシュとか?)として
ヨーロッパや、そして日本に輸出されている。
ナイルパーチは輸出品だから、金になる。
その金を目当てに人が集まる。
漁自体が危険で、ワニに食われたりとかも。
その漁師たちの相手をする売春婦たち。
そこではエイズが蔓延し、両親のいない子どもたちが、
ストリートチルドレンとして、貧しくて危険な暮らしを強いられる。
加工されたナイルパーチは飛行機で輸出されるが、
その飛行機でアフリカ各地の内戦で使用される武器が持ち込まれる。
もう、なんてこったって感じ。
日本人として、都会で暮らしていると、
キレイなものしか目に付かない。
でも、元をたどっていけば、ビクトリア湖周辺のような、
そういうものの上に、自分たちの暮らしは成り立ってる。
非常に複雑な心境です。
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