ここのところ、AWSと名が付くものに関しては、参加出来るものに関しては極力参加するようにしているのですが、
その中でも、とても楽しみにしていた設計・移行のワークショップに行ってきました。
■ AWSカルタ
諸事情で到着が少し遅れてしまったものの、AWSカルタには間に合いました。
果敢に上級者カルタ(カードにサービス名が印字されていない)に挑んでみましたが、
初回の慣らしの際は、一枚もカードを取らずに、絵と読み上げ文章のマッチングに集中したものの、
実際の本番勝負の際は、ガチで本気出しましたが4〜5枚とるのが精一杯。
普段業務で使われいる方や、日頃から鍛錬に励んでいる方には遠く及ばず。もっと精進せねばならんな、と。
結構アイコンそのものも、色が変わったり、全然違う形のものに変わったり、
ちょこちょこアップデートが入っている模様でした。
#AWS カルタ。これは本当に勉強になりますね。ガチで頑張りましたが、皆さんとてもハイレベルで到底勝つには及ばずw #jawsug pic.twitter.com/yCjTfoXgAX
— Eiji Shinohara @ アルゴリア 🗾 (@shinodogg) May 11, 2013
■ 設計・移行ワークショップ
休憩後にワークショップの説明開始。以下のようなこと。
・仮想お客さんからRFP(Request For Proposal)が配られる
・ワークショップのアウトプットとして仮想お客さんに提案資料を提出&プレゼンする
・仮想お客さんとはワークショップの間に2回ほど話ができる
お題は、ざっくり言うと↓以下のようなもの
・現状、国内のiDC業者で運用している、
・よくあるLAMPで〜とか、DMZで〜とかっていうWebなシステムを、
・可用性などをよりイケてる状態にしてAWSに移行したい
配られたRFPは↓こちら。
AWS前提で設計していくと、
・WebサーバーはELBカマしてMulti-AZで〜とか、
・MySQLもRDSカマしてMulti-AZで〜とか、
データセンターをまたぐっていう事に関して、当たり前のように非常にカジュアル。
前提が変わってきてるよなーっていう実感というか。
メールの大量送信だって、SMSでAmazonにおける経験と実績に乗っからせていただけばOK的な。
個人的には↓のような所が経験ないところなので、ほほぅ〜って感じでした。
・元々専用線繋いでたのを、
・VPCにゲートウェイを設けて、
・IPSecを利用してVPN網を作って安価でセキュアに接続
んま、そんなこんなで僕が所属しているEチームは、
みんなでホワイトボードで大体のお絵かきして、そこにあーじゃねこーじゃね言ってく形で
議論を発散させて、そこから、
・お客さんへの質問事項をまとめる人
・ドキュメント書く人
・技術的なことを調べる人(CloudWatchでの設定とAutoScalingとか)
・データ量やトラフィックを見積もって月いくらくらいになるのか概算をする人
のような形で自然な流れで役割分担が決まっていって、#コレは日本人だけでやってるから、ならでは、なのかもなー
2時間でなんとかアウトプットを出すことが出来ました。
概算の見積もりを出すのにSIMPLE MONTHLY CALCULATORとても便利でした。
#RDS高いからMySQL on EC2で行こうか、とか。
■ 発表会
発表時にあんまりAWSの経験がないんです〜とおっしゃってたチームもあったのですが、
各チームとも大体似たような構成になっていったのをみると、この汎用性はやっぱりスゲーなー、と。
その中でも、本番さながらの10分間隔な移行タイムズケジュールを載せてくるチームや、
トータルでお幾ら万円になるます的なところも載せてくるチームなど、
どのチームの発表も特徴が出ていて大変興味深かったです。
そして、質疑応答時の仮想お客さんからの、もの凄いハイレベルなツッコミ!
・AutoScalingの時は、そこのデータロストしちゃいますよ、とか
・移行後にオンプレミスの方にもリクエストが振られてしまう可能性がある、とか
・本当に100%ソレで保証されるって言えるのですか?とか
本番さながらの(いや、それよりスゴイか?w)、こういうやり取りは現場分かってる人じゃないと
出来ないわけで、無料のワークショップでこんな体験が出来るのは本当にお得感が半端ないなと。
#AWS 設計・移行ワークショップの発表会。凄腕メンバーによる仮想顧客の質疑応答時のツッコミのハイレベルさが半端ないw お金払っても出来ないプラグマティックな体験ができてとても #nice でした!! #jawsug pic.twitter.com/Wu9uz28ES1
— Eiji Shinohara @ アルゴリア 🗾 (@shinodogg) May 11, 2013
Fluentdを入れてS3にログを〜って説明のところで、ソレって商用じゃないとしたら、
本当に大丈夫なの?何かあったら責任とってくれるの?みたいなツッコミがあって、日頃の業務でもよくある光景だと。
クックパッドやライブドアでも使われてて〜ってのは説得力のある説明になるのかなぁ?
#もちろんプロセスがキチンと1個だけ的な監視とかの仕掛けは必要だけど。
トヨタ自動車とか東京三菱銀行でも使われてる!だったらOKってなるのであれば、OSS広める立場ならそこ攻めるか。
(おそらくどっかのサブシステムとかには使われてるんだろうと思うし)
僕達Eチームは@suz_labさんサイン入りのCDP本をGETしたりして、これまたナイスだったのですが、
#僕がMySQL Clusterで、、とかテキトーなこと言わなければ、もっと評価高かったでしょうねww
コレは普段の業務でも言えることですが、100%のモノを収めされることなんてマズないわけで。
いろんな制限があって、それでもチーム一丸となって、成果物を出していくという行為について、
皆で達成したみたいのは、妙に一体感があるんですよね。久しぶりにそういうのを味わえたのもまた良かったです。
We team "E" got the prize Cloud Design Patterns book at #AWS workshop!! Really nice to work with you guys!! #jawsug pic.twitter.com/XO218df7ye
— Eiji Shinohara @ アルゴリア 🗾 (@shinodogg) May 11, 2013
■ 感想
最後の総評で、@suz_labさんが言ってた、”今まで何週間とかって単位が数分とかになっちゃってきてる”
ってのは本当にそうで、ゲームは変わってきてるわけですが、それが実感出来るように、
今日設計したものを、次回は実際に構築してみるーってのをやったらアツいかもな、と思いました。
それにしても、主催の@yoshidashingoさんはじめ、スタッフの皆さん、会場をご提供くださったアットウェアさん、ありがとうございました!
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