月曜日は泉岳寺で「AWS」を学ぼう!「AWS未経験者が導入・運用を通じて得たノウハウ」に行ってきました

先日のJAWS DAYS 2013からAWS熱さ冷めやまず、AWSに関する勉強会は積極的に参加しようということで、
↓こちらの勉強会に行ってきました。
3月25日開催 AWS(Amazon Web Services)セミナー | フリーエンジニア・フリーランス支援|首都圏コンピュータ技術者
 
■ 挨拶
 
・日頃は首都圏コンピュータ技術者株式会社に登録しているフリーランスのエンジニアの人向けの勉強会
 
・今回はAWSネタということで広く募集を募ったところ、
 定員40名に対して、50名の応募があり、19時現在で30名の参加。(雨だったり遅れてたり)
 
■ ランサーズのAWS移行の話
 

 
・木下さん=>クラウドソーシング(crowdinfo)についてブログを書いてる。元NTTデータの人。
 
・ランサーズはクラウドソーシングの会社。鎌倉にオフィスを構えている。
 毎月報酬を得ている人が1000人。うち100人がランサーズだけで食えるくらい稼いでる。
 Lancersマガジンっていうメディアも運営している。
 
・ランサーズのシステム
 一般的なLAMP。アプリはCakePHP。監視はMUNIN,Nagios。2人で運用。
 
・さくらインターネットのレンタルサーバーを使ってたけど、、
 アクセス数が伸びてきた。
 HDDが不足したり、サーバーのメモリが4GB。
 契約プランでAP2台、DB2台の構成でやってたけど、柔軟にリソースを追加できない。
 
・AWSに決定するまで
 費用とスペックならサクラだったけど、スケールや運用コスト的にAWS。
 さくらクラウドはコストは安かったけどネット上にあまり情報がなかったり。
 niftyクラウドはコストが高かった
 
・AWSにメール問い合わせたら、営業とテクニカルサービスの人が鎌倉まで来てくれた
 今でも関係が続いている。
 ランサーの中にAWSに詳しい人がいたのでコンサル契約
 
・移行プロセス
 EC2で動くか?セキュリティ要件やELBの設定の確認。
 スナップショットを細かくとりながらトライアンドエラー的に構築。
 CentOSのAMIを自作しようとしたけどハマったので、cloudpackが公開していたAMIを利用
 移行してから障害は一度も起こっていない
 IAMを利用してアカウントによってアクセスレベルを変えている
 ランサーズはデザイン案件が多いので画像ファイルのやり取りが多い→S3を使用。
 
・AWSの凄いところ
 インパクトの大きい機能が毎週のようにリリース。
 他のクラウドサービスと比べても機能が多い。
 ブラウザのコンソールからイロイロ出来るのでコマンド知らなくてもほぼOK。
 AMIを利用すれば複製が楽なので直ぐにスケール出来る。
 従量課金なので使わない時はステージング環境とか落としてる。
 負荷テストの時はその時だけスポットでインスタンスを用意。JMeterがあらかじめ入ったAMIもある。
 手厚いサポート。有料のサポートプランは24時間日本語で対応。
 
・リリース
 ELBでインターネットからのアクセスを振らないようにして、
 社内からのアクセスで挙動を確認後、OKだったらリリース。
 試験環境と本番環境でアカウントを分けてるけど、
 AMIを試験環境から本番環境に持ってける。
 
・困った事
 リリースが早いのでWeb上の情報が陳腐化しやすい。
 I/Oが遅い→Provisioned IOPSで解決できそう。
 円安…。
 
・コストを抑えるために
 インスタンスタイプや台数の見直し
 リザーブドインスタンスでボリュームディスカウント
 半額くらいまで落とし込めそうな見通し
 
・情報収集&操作習得
 試験環境を自分で作ってみる
 公式ブログは正確で細かく書かれている
 営業の方とのコミュニケーション
 書籍(クラウドデザインパターン)
 勉強会やそこでの発表資料(slideshare)
 
・今後やりたいこと
 デプロイ作業の効率化
 自前Postfixメール→SESへの移行
 Munin&Nagios→CloudWatchへの移行
 Memcached→DynamoDBへの移行
 
・質疑応答
 2名の運用体制ってどうなの?
 ⇒何かあった時にメールがきたら対応〜くらいな感じ
  各開発者はIAMで。不慣れが人がシャットダウン出来ないようにとか。
 
 MuninとNagiosじゃダメなの?
 ⇒各ノードにMuninのインストールしなくてイイ。
  CloudWatchなら無料。お金の管理も。落とし忘れが怖い…。
 
 いつ移行?
 ⇒2012年5月。Azureは検討しなかったの??
  木下さんはその決定プロセスに携わっていない。ちょうどその頃入社。
 
 S3の利用用途について
 ⇒ファイルシステムとして利用とかではなくインターネットで公開するサービスとして。
  ☓ HTMLのソース(imgタグ)で直接S3のURL。
  ◯ html側ではCakePHPのアクションをリクエスト→アクション内でS3のURLにリクエスト
  # 木下さんにコメントいただきました!ありがとうございますmm
 
 データベース移行
 ⇒オンプレミスからRDSへの移行は1日くらい。
  MySQLのログとか見れなかったりしてその辺がブラックボックス。
 

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コメント

  1. 木下 より:

    ランサーズの木下です。
    昨日はありがとうございます!またこのような素晴らしいまとめもありがとうございます!

    S3に関して、確認したところ、昨日私が話した内容とは違いました。
    ☓ htmlソースにS3のURLを記述
    ◯ html側ではCakePHPのアクションをリクエスト→アクション内でS3のURLにリクエスト

    もし可能でしたら、修正お願いします・・・。
    お手数おかけします。

  2. shinodogg より:

    木下さん

    コメントいただきましてありがとうございます!
    昨日はとても参考になりました!今後のご活躍も期待しております〜。
    内容を更新しましたので、お時間ございましたらご確認ください。

  3. 木下 より:

    ありがとうございます!
    引き続きランサーズをどうぞよろしくお願いいたします!

  4. […] […]

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